【2023年1月29日】トム・ヴァーレイン死去

 

 

 

トム・ヴァーレインさんを初めて聴いたのは高校生の頃のFMラジオ、渋谷陽一さんの「サウンド・ストリート」ですが、ちゃんと聴いたのは大学生になってからです。私と同じくパンク/ニュー・ウェイヴ好きの友人T君にレコードを借りたのがきっかけです。

それですっかりハマってしまい、ダビングしたカセットを聴くに飽き足らず、結局テレヴィジョンの2枚、ソロの4枚、全て購入して聴きました。

 

 

彼のギターの、というか曲のスタイルは、まさしく唯一無二です。何処から影響を受けてああいう音楽が生まれたのか、未だに分かりません。そして、彼のように弾くフォロワーも、私の知る限り誰もいません。ロック・ギター・ミュージックの歴史的文脈からスパッと切り離されている感がします。

 

 

 

私が最もよく聴いたのは、2nd. ソロ・アルバム「ドリームタイム」(‘81) です。このアルバム、今聴き返そうにも、手元にはCDもDL音源もありません。実家に帰った際に存分に聴いて供養したいと思います。謹んでお悔やみ申し上げます。