【2017年10月8日】円周率が奏でる音楽

先程、知人とラインをしていて教えていただきました。一人でも多くの方に知っていただきたいと思い、当ブログでも取り上げます。

 

 

円周率 (π) ってご存知かと。小学生の時に算数で習った、円の直径に対する円周の長さの比のことです。3.141952…と無限に続く数です。
この円周率を使って、ある方が、「ピアノの鍵盤上に12個の音律ごとに数字を割り当てて、音楽に親和的になった12進数の円周率どおりに音を出すとどのようなメロディを奏でるのか?」
という実験を行ないました。

 

で、この出てきたメロディが、なんとも素晴らしい。まるでモーツァルトの曲のように、ごくごく自然に流れて、しかも感動も与えてくれます。YouTubeで「円周率 曲」で検索すると、すぐにヒットします。
音楽と数学の親和性は昔からいろんな学者の方々に語られてきましたが、こうやってダイレクトに数が音に変換されたのを聴くと、数学的理論など全く詳しくない私でも、思わず納得してしまいました。

 

音楽は、音が一つ外れただけで分かってしまい、流れがぎこちなくなるほど、繊細に流れている時間です。もし、3.141592…と続く、どこか途中の一音でも別のキーになったら、その後の展開も大きく変わる筈です。

それが一つもおかしい音がないまま続くという事に、不思議というより、音楽の秘密が垣間見えた気がします。

 

 

 

 

いつもは、曲なりアーティストなりを紹介するだけで、これはぜひ聴いてくださいとまでは書いたことはありませんでしたが (音の好みは千差万別なので)、この曲は人の好みとかは関係なく、ぜひ一度でよいので、聴いてほしいです。曲にというより、こういうメロディを発見したアイディアに酔って下さい。曲名は「Song from π」です。

世の中、いろんな方がいろんな形で音楽に取り組んでいらっしゃいますね。