【2017年10月14日】「ブランカとギター弾き」続き 〜 ピーターのようなギター弾きが日本にもいました

「ブランカとギター弾き」の見どころ (聴きどころ) の一つが、ピーターの奏でるギターです。弾いているギターの音色はまるで映画のBGMのように、美しい映像を更に美しく・儚く演出しています。

 

画像は、ブランカとピーターです。

 

 

 

 

 
道端や公園で、ボロいアンプを通して爪弾くギターに、その演奏が気に入った方は、空き缶に小銭を落としていきます。殆んどの人は通りすぎて行きますが、ピーターは構わず弾き続けます。
この様子を観ていて、日本にも、高橋ピエールさんというギター弾きがいたことを思い出しました。

 

 

 

この高橋ピエールさんの基本スタイルは、書店やカフェなどで、お客さんを邪魔することなく何時間でもギターをつま弾くというものです。BGMの有線のような。

 

 
京都のギャラリーの片隅で爪弾く高橋ピエールさん。

 

 
青山ブックセンターで爪弾く高橋ピエールさん。カメラが演奏者目線で、右端にギターを弾く左腕が僅かに写っています。これはYouTubeで6分間位演奏し続けている映像ですが、お客様は誰一人立ち止まって聴こうとしていません。完全に本屋のBGMになっています。

 

 

 

もうかれこれ5年以上前になりますが、この方は金沢市でライブを演ったことがあります。知人に教えてもらい出かけました。
書店などのBGM演奏の曲と違い、ライブの曲は聴かせる曲で、ものすごくテクニックがあり驚きました。クラシックがベースだと思いますが、そんなにクラシック調でもなく、時折ポップなフレーズもあったり、透明感のある不思議な感触の曲調でした。こういう曲ばかり書店やカフェで演れば、お客さんが集まってくるのにと、後から思いました。

 

ブログを書くのにYouTubeを観ているのですが、そのBGMで爪弾く曲もライブの激しい曲同様、ちゃんと自分の世界で弾いています。じっくり聴いたら、ブライアン・イーノの環境音楽をちょっと連想しました。
また金沢に来てくれないかなあと思います。