【2017年10月17日】情報化社会の行く末は?

この前、知人とお酒を呑みながら話してたことです。男は政治の話、ほんとに好きですよね〜…。

 

 

「トランプとかアメリカって、自分の国に核武装しといて北朝鮮に核持つなって、卑怯じゃね?」

 

「でも一応、世界平和のために、抑止力として持ってることになってるからね〜」

 

「そんなん、アメリカが余裕あるから言っとるだけで、厳しなったら何すっか分からんぞ」
「現に、アメ車売れんくなったら上手いことやって、輸入車の税金上げたりしとるやろ」

 

「まあね…」

 

 

後日、いろいろ考えました。

 

 
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「ITとネットの進化によって将棋の世界に起きた最大の変化は、将棋が強くなるための高速道路が一気に敷かれたということです。でも高速道路を走りぬけた先では大渋滞が起きています。」(羽生善治)

 

ー「シリコンバレーから将棋を観る」梅田望夫著 より引用

 

 

 

この発言は、2009年当時のプロ将棋界の様子を語ったものです。
情報化が進んだ事により、例えば、天才の新しい一手が直ぐにソフト分析により普遍化され、一般の棋士でも指せる手になるけれど、どの棋士も同じような研究で指せるようになっているので、その中から抜け出すのが至難の技だ、という意味合いです。
ちなみに将棋の世界で、昔は「新手一生」と言われていたそうですが、今は「新手一局」(プロの将棋だと、今では新手は一局しか通用しない) だそうです。

 

 

将棋ウェーブログという、とある将棋のブログには、この発言を「『情報化社会の本質』をピタリと言い当てた概念」と書いてありました。
まさにその通りという感じで、いろんな業界の進化に当てはまっています。韓国のサムスンの大成功などはその一例です。
つまり、情報がオープンになりやすく、その伝わる速度もとんでもなく速く、技術やトピックス等の「情報の独占」が出来なくなっている時代に突入している訳ですね。下世話なところだと、芸能人の不倫なども、最近はすぐにバレますし。

 
本題ですが、最近の北朝鮮の核保有について。
アメリカのトランプ大統領は北朝鮮の核保有を許せないようですが、自国が大量に保有しているという事は、上記、現代情報社会の常識で言うと、今は保有していない中近東の弱小国にも、既にその製造は勿論、大量生産のノウハウもちゃんと伝わっているという事です。近い将来ローコスト化されて、核兵器は均等に世界各国に装備されることでしょう。(日本は今のところ、現憲法9条があるのでどうなるか分かりませんが)

 

 

そうなった時に、世界がどうなるか。大袈裟ではなく人類 (各国のトップ及び、トップを選ぶ我々庶民) の倫理観が問われる時なのではないかと。
これからの社会の存続は、「技術 (外部) の発展」ではなく「ココロ (内部) の発展」にかかっているのではと、そう思います。

 

 
どうか、こうしてノンビリとお酒を呑める日々が続きますように。

 

 

 

 

時々指しています。数ヶ月前より随分強くなりました。時々ですが、Level 2 にも勝てるようになりました!