【2017年11月15日】「音楽はご先祖様の記憶の名残りかもしれません」の続き 〜 コードの響きを言葉で表現しました

少し前に「音楽はご先祖様の記憶の名残りかもしれません」というタイトルで、和音の響きについて、「何故メジャー・コードは明るく聴こえて、マイナー・コードは暗く聴こえるのか?」を書きました。

 

 

書いてから何故か気になり、いろんなコードを弾いてみては、自分なりにどんなイメージが喚起されるかを考えてみました。
音楽理論では、ここはセブンスを使う、何故なら… といった説明は一切ありません。この辺になると、使う人の感性に依ってくるからです。
でも、こんな感じがするからこのコードを使おうかなとか、表などあったら面白いかなと。

 

 

という訳で、イメージを言葉にしたものが、下記です。
我ながら下らない事をしているなあと思いますが、遊ぶという事は、お金にもならない、他人からみたら下らない事を、一生懸命やるからこそ楽しいんです。(というような事を、タモリかビートたけしも言っていたような…)

 

 

 

 

それでは、まずは3和音から。

 

 

メジャー・3和音 (ドミソとか) … 平和な世界  円  調和  笑顔


マイナー・3和音 (ラドミとか) … 悲しい世界  人の情念  狂気

 

 

どうもありきたりなイメージしか湧きません。どちらもイメージが極端な感じです。

 

 

更に、4和音。これは結構楽しく想像出来ました。

 

 

シックス … 太古より吹いてくる風、その懐かしさ  日本の心


セブンス … 雨が降りそうな曇り空  どっちつかずの不安な感情  嘘をついたり方便を言う時の心境


メジャー・セブンス … 気だるい午後、弛緩した空気


マイナー・セブンス … 闇の中から一筋の光

 

 

ちょっとひねった和音。

 


add9 … ハッとする冷たい風  透明な光  ドアが開いた!


sus4 … あっ!子どもが転ぶ!  危機の前兆


ディミニッシュ … 心の奥の方  嵐の前の静けさ  ガラスのような繊細な心

 

 

 

 

という感じです (笑)。楽器が弾ける方は、おヒマがあったら、ポロロンとコードを弾きながら想像してみて下さい。それにしても、4番目の音がちょっとズレるだけでも、こんなに人の心に与える印象が変わるんですね〜。
書いていて思いましたが、もうちょっと煮詰めたら「音占い」が出来そうです。このコードが好きな人は、こんな性格、とか。血液型占いよりも当たると思います (笑)。

 

 

 

 

実はちょっとファンの、前田敦子さん「セブンスコード」(2014年) のPVから。気になって歌詞を調べたら、「セブンスコード」を、不安定な感情の比喩表現に使っていました。

 

そして、キメのフレーズ。

 

愛しさはセブンスコード
孤独とはセブンスコード

 

さすがは秋元康さんですね。「愛と孤独」も、セブンス・コードのイメージに加えたいと思います。