【2017年11月18日】やっぱり偉大なスリー・コード

ここ数ヶ月のブログでも触れている通り最近は曲は出来るのですが、その曲はコードをたくさん使った複雑なのが多かったり、メロディがラップっぽくて歌いにくかったりで、どうも以前の素朴な味わいが出なくなってきています。まあ意欲は分かりますが。。(自分の事ながら…)

 

 

そう思いながら、本日、書きかけのメロディを発展させていたら、いい感じに仕上がってきました。過去ブログ「新曲『F.O.』(仮題) 出来そうです!」のメロディです。
その時は「メロディが今までにないような壮厳な雰囲気になりそうです」と書いていましたが、今日、ちゃんと作る為スコアにしたところ、このメロディは「ヨナ抜き音階」で出来ている事に気がつきました。

 

 

ヨナ抜き音階とは、西洋音階 (ドレミファソラシド) に当てはめたときに、主音 (ド) から四つ目のファと、七つ目のシがない音階 (つまりドレミソラ) をいいます。続けて弾くと雅楽っぽいです。
こういうのは意識して作ると、結構あざとく聞こえるものですが、普通にいい感じに聞こえる曲もたくさんあります。

 

 

このヨナ抜きメロディが、スリーコードの進行のパターンにちょうどハマりました!
ドラムとベースとピアノでスケッチのように演ってみましたが、マイ・フェイヴァリットの数曲と近い雰囲気になり、とても満足です。何とかライブで演れる曲にしたいです。

 

知らない方にはどうでもいいと思いますが、その数曲の曲名を記しておきます。

 

 
ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー/U2
ホーム・アンド・ドライ/ペットショップ・ボーイズ
スィート・ジェーン/ルー・リード
ターナーの汽罐車/山下達郎
ばらの花/くるり
o.A.o./くるり

 

 
まだまだありそうですが、とりあえずこんな感じです。ちなみにメロディは、o.A.o.以外はヨナ抜きではありません。(o.A.o.は多分ヨナ抜きのような気がします。調べてはいませんが)
どの曲も、それぞれメロディは全然似ていませんが、続けて聴くとある共通の雰囲気が感じられる筈です。ジワリと心に沁みてくる壮厳な音楽です。

 

 

ロックンロール (スリーコード進行) については、以前も当ブログに何度か書きました。そしてまたですが、アップ・テンポの高揚する曲ばかりではなく、こういうゆったりと包み込むような曲を聴くと、あらためてその懐の深さを感じます。
これも、ロックンロール。またもや偉大さを感じた次第です。

 

 

 

 

「ターナーの汽罐車」(’91年) が使用された、当時のニュー・スカイラインのCM。「I Love You SKYLINE」と呟くのは、女優の田中広子さん。
スカイラインといいインテグラといい、達郎さんの曲は、オシャレでゴージャスなスポーツカーにピッタリマッチしていましたね〜。