【2018年4月22日】オフビートのマジック 〜 ダンスはしあわせ度数アップにつながります

「洋楽のカッコよさ」について、更にもう一つ。
洋楽でも、特にブラック・ミュージックに顕著なのが、オフビート、アフタービートと呼ばれる、4/4拍子なら2拍目、4拍目にリズムのアクセントがあるリズムです。

 

 

このオフビートが強調されて演奏される音楽が、レゲエです。
昔のレゲエだったら、2拍目・4拍目にギターのカッティングが ♪ンッチャ・ンッチャ と軽快に刻まれていました。あのアクセントです。

 

 

近年では、EDM (エレクトロニック・ダンス・ミュージック) で1拍・3拍のキックのあとの2拍・4拍に合わせてエコー/ディレイを大きな音で鳴らして、オフビートを強調しています。
先程、先日お亡くなりになられた世界的なEDMのDJ、アヴィーチーさんの曲をYouTubeで聴いていましたが、どの曲もオフビートが過剰に強調された典型的なEDMでした。
オフビートが強調されると、何故かは分かりませんが、音に対して身体の反応が敏感になります。つまり、踊りだしてしまいます。

 

 

 

この踊れる (身体が反応する) というのが、実はすごく重要なのではないかという気がしています。聴く音楽から体感する音楽へ。カッコよさ同様に、音楽の進化を垣間見せてくれます。
ダンスは、脳神経系にも身体にもすごくいいんじゃないかという気がします。激しくなくても、身体が揺れる程度でも、しあわせ体感度数 (そんなものがあるなら) がかなりアップします。これは私の体験から保証します。音楽を聴きながらいっしょに歌って身体を揺らせば、人はしあわせを感じることが出来ます。

 

 

余談ですが、AKBとかのアイドル・グループがTVで歌って踊っている姿を、よく「口パクだ」と批判されますが、あれだけ激しく踊っていると、普通の人はちゃんと歌えませんよ。(AKBの女の子たちはエンターテイメントのプロですが、音楽の能力はごく普通だと思われます)
私はあのダンスだけでもすごいな〜と思いますが。

 

 

それで、私にはEDMは高速過ぎますが、レゲエやR&Bの、BPM100以下のゆったりした横揺れの16ビートは、本当に自分のリズムにマッチします。
オフビートの良さを身体の奥から感じることが出来るーー聴いていて自然と身体が揺れる。それだけで、音楽を聴いてきてよかったなあと思います。

 

 

 


オフィスで上司に説教をされていたサラリーマンがいきなり踊り出す、アヴィーチーさんのシングル「レヴェルズ」(’11年) のPVから。
早過ぎる死去、お悔やみ申し上げます。