【2018年9月17日】樹木希林さん死去

 

 

ガン闘病中だった樹木希林さんが亡くなられました。慎んでお悔やみ申し上げます。

 

 

私は生前の樹木希林さんのニュースをみる度に、母親の事が思い出されました。そして、ご自身の闘病の発言を聞く度に、「死」に対しての距離が、少しずつ縮まっていったような気がしました。

 

 

今は、昔に比べて「死」と「性」のタブーが、少しずつですが取り払われてきているように感じます。両方とも「自分自身の事」「当たり前の事」なのに「コントロール出来ない事」「予期せぬ事」です。両方ともヒトの理性では計り知れない事だったから、昔からタブー化して、棚上げしてきたのでしょう。

 

 

樹木希林さんの死は、「当たり前の事が、当たり前に起こった」感じがします。そしてそう分かっていても悲しいのも当たり前の事。これもひとえに、生前の樹木希林さんの思想「生きるのも死んでいくのもどちらも日常」が、私の意識の隅っこに引っかかっていたからでしょう。

中学生の頃大ヒットした、大好きな曲「林檎殺人事件」をyoutubeで観ながら思いました。