【2018年10月2日】自律神経 (交感神経と副交感神経) と音楽の関係を考える

普段私の音楽制作は、早朝からか、もしくは深夜の時間に行われます。これはお昼の労働時間との関係によるものです。

 

 

そしてここ数ヶ月、お陰さまで曲想が多く湧いたため、毎日のように夜寝る前までレコーディングをしていたのですが、レコーディングの途中で作っている音源をリピートしながら眠りについた事も何度もあります。原因として、リズムがゆったりと揺れていて、テンポが遅く、メロディの抑揚のない曲ばかりを手掛けていたからです。

神経を張りつめて作っている途中、手を休めてそれを流すと、ゆったりとした音が流れてきて、それを数回聴いていると、緊張の糸が解けて眠くなる、という感じでしょうか。

 

 

これらの曲に限らず、私の作る曲は聴きながら眠くなる曲が多く、それは作っている私だけではなく、人からも言われます。良く言えば気持ちが落ち着く、悪く言えば変化に乏しく退屈。

リスナーとして普段は激しいのもそれなりに聴いているのですが、作ると何故こうなるのか、今回の曲 (先日ブログ参照。名前はまだない) を作り始めて何となく分かりました。

 

 

つまりは、激しいのを手掛けると夜眠れなくなるので、無意識のうちに自制していたのではないかと。今回の曲は、テンポが速く、メロディの起伏が大きく、作っていても今までと違う楽しさがあるのですが、残念ながら、夜に手掛けると交感神経が働きすぎて眠りにつけません。

 

 

以前「表現者たち」(2枚目に収録) という、同じくアップテンポで起伏の激しい曲を作った時も、眠れなくなった事があります。今思い出して、だからおそらくあの曲以来、激しい曲は無意識のうちに作るのを避けていたのだと思います。自分のことながら、推測ですが。

あと穏やかな曲は、作っていると曲同様に穏やかな気持ちになれます。

 

 

今回の曲は、速いながらもゆったり感を感じさせる、そんな曲に仕上げたいと思います。リピートしながら眠りにつけるような。(そうすると今度は退屈感が増すので、何とも、ですが。。)

 

 

 

 

激しい曲は交感神経を刺激します。今主流のポップ・ミュージックの殆どがそんな曲たちです。いつの時代でも、ポップ・ミュージックの主なるリスナーは刺激を求める少年少女なので、それは仕方ない事だとは思いますが。