【2018年12月8日】バズコックスのピート・シェリーさん、死去

バズコックスはイギリスのパンク・バンド。私がパンク/ニュー・ウェイヴを聴き始めた頃は、既に解散していました。大学時代に友人にレコードを借りて聴いていました。性急ながらもポップで聴きやすい曲が多かったバンドです。実は聴きやすいが故に、それ程のめり込まなかったのですが。

その元バズコックスのハワード・ディヴォートさんのバンドのマガジンは、かなり屈折した音楽性で、こちらの方はよく聴きました。

 

 

ピートさんは享年63歳。私は死んでしまった事よりも、見出しの63歳に心が動きました。若気の至りのようなパンク・シーンの当事者たちも、既に還暦を過ぎたんだと実感しました。

同じ同期のパンクスでもポール・ウェラーさんやジョン・ライドンさんは、コンスタントにアルバムを出したり来日したりで現役感がある為、老けた顔も知っていますし、一緒に歳をとっている感がありますが、若い頃しか知らない人がいきなり63歳で死去と聞くと、いきなり記憶がフラッシュバックします。

 

 

おそらくいい事がなかったからだと思いますが、あんまり記憶にない大学時代、変な表現ですが、あんなに必死で音楽を聴いていた事だけは、いい思い出?としてしっかりと憶えています。誰の何て曲をよく聴いたとか、全部憶えています。

あの頃付き合っていた数少ない友人たちや、当時の私が必死で聴いていた歌を作ったミュージシャンたちは、今どうしているのかなあと、ふと思いました。

 

 

あらためて、お悔やみ申し上げます。