【2019年1月10日】当事者が語る「ボヘミアン・ラプソディー」 〜 クイーンは偉そうな伝説のバンドではなかったです

年末年始と、私のタブレットのyahoo!ニュースには、ほぼ毎日のように誰かがどこかで書いた「ボヘミアン・ラプソディー」及びクイーンの記事が上がっていました。さして面白いとは言えない記事も多いのですが、そうやって丹念に全部読むから、次の日にまた別のが上がってくるのでしょう (笑)。

 

 

数日前に書いたつまらないライナー・ノーツではありませんが、つまらない記事というのは、観客動員数とかの数字の現象のみを捉えて客観的に書いてあるものや、やたらと神格化しているものです。そして内容が浅いので、コメント欄をみると、やっぱり熱狂的なファンとおぼしき人たちに突っ込まれています。この辺、今も昔も変わりません。

 

 

 

それで、たまたま「ボヘミアン〜」「クイーン」記事をネット・サーフィンしていたところ、あの東郷かおる子さんのインタビュー記事に出会いました。

東郷かおる子さんは、私が中学生の頃の、洋楽雑誌「ミュージック・ライフ」の編集長。この頃のミュージック・ライフのグラビアには、常にクイーンが載っていた気がします。

 

 

この記事、書き出しからして「洋楽ロック少年少女と共に、60年代を走り抜けたバンド・クイーン。…」とあり、この時点でインタビュアーは昔のロックに疎いんだな (笑) と思いましたが (クイーンは70年代のバンド)、東郷さんのお話はまさに当事者の発言で、とても面白く読みました。こういう記事を読みたかったんだよと。

 

 

 

以前にも書きましたが、クイーンは私のロックの聴き始めのバンドの一つであり、高校〜大学と進むにつれて聴かなくなったバンドでもあります。アルバムも買ったし、ヒット曲は全部知っていますが、それでも当時の熱狂的なファンを思うと、(ファンとは公言出来かねる) 自分が語るには、後めたい気がします。マスメディア上で当時の事を堂々と語っていいのは、それこそ東郷さんレベルの人ぐらいではないかと。(あと、常にLPのライナー・ノーツを書いていた大貫憲章さん。お元気なのでしょうか?)

 

 

そう言えば、当時あれだけ批判していた「ロッキング・オン」からも、yahoo!ニュースにクイーン記事が上がっていて、若い編集者がべた褒めしていたのが時代の流れを感じました。私は「ロッキング・オン」に感化されてクイーンを聴かなくなっていったクチなので、その恥ずかしい過去もついでに思い出しました (笑)。