以前当ブログで
という記事を上げたことがあります (↑クリックで読めます)。このyahoo!ニュースの記事は私が書いたそれとはちょっと趣旨が違いますが。
そしてこの記事ですが、実は私も同じような疑問を子どもの頃に抱いたことがありました。
春名「『ぼく』という一人称は、小学生のころからずっと使っています。女性は一人称が『わたし』しかないですよね。一方で男性は『おれ』『ぼく』『わたし』を使い分けます」(記事より)
まさしく、これです (笑)。世の中には同じようなことを考えている人がいるものです。
男性の一人称は「私」「僕」「俺」「自分」「オイラ」…。ちなみに、私の親戚の叔父さんは「オラっちゃ」と言っていました。方言を入れると果てしなくありそうです (笑)。ちなみに私は「僕」と「俺」を使い分けていました。
そしてそんな疑問も、いつしか抱かなくなりました。何故かというと、自分内で解決してしまったからです。男は社会・プライヴェート等いろんな立場があって、そんな自分の立場から言葉を発しなければならないから、いろんな人称があるのだと、高校生か中学生かのある日、TVで時代劇を観ていてふと思いました。
実際、この考えが正しいのかどうかは分かりません。
でも大人になって、ロックの源である西欧の文化に関する本やミュージシャンのインタビューなどを読んで、英語が「I (アイ)」のみというのが、これまた自分内で解決しました。向こうの人たちは「個人」「自己」が強固に確立しているから、ジェンダーも社会的地位も関係なく、とにかく「I」しかないんだと。
この考えも、正しいのかどうなのかは分かりません。
この記事の考察のように、日本ももしかしたら、50年、100年かけて、人称が変わっていくかもしれませんし、そうでないかもしれません。
言葉の世界も、現実社会同様に、今まで水面下だったジェンダー問題が表面化してくるのかなあ。