【2019年2月10日】現実生活に解放されるアートたち 〜 二つの記事から

 

米カリフォルニア州史上最悪の山火事で壊滅状態となった町、パラダイスの焼け跡に、人物を描いた数々の壁画が出現した。パラダイスにゆかりのあるアーティストが希望のメッセージを込めて制作した。

 

ーー 2/9 CNNニュースより

 

 

以前、ニューヨークのストリート・グラフィックについての記事「落書き塗りつぶしたビル所有者に7億円賠償命令」に思うところがあって、「2018年 ニューヨークの落書き」という曲を書いたことがあります。この記事を読んで、そのことを思い出しました。

元々芸術というのは、非日常的、日常から隔離して別空間で行う行為ではなく、人々の生活に寄り添ってずっと続いている行為である、ということを歌った歌です。

 

 

それでこの記事ですが、こういうふうに、アーティストたちが現実の問題に直面して、現実世界に作品を生み出すことは、とても健全な行為だと感じます。日本だと、所有権とかいろいろと問題沙汰があり、すぐに撤去されそうですが。

 

 

 

そして数日前のyahoo!ニュースのこの記事。

 

 

 

 

東京でもこないだ見つかりましたが、どうするんでしょうか?そのままにしておけばいいのにと、私は思いますが。きっと消されたり、保管されたり、「特別処置」がとられるのでしょう。

今は、ストリート・ミュージシャンも自由に演奏出来ない御時世です。日本ではアート表現が日常的になるのは中々困難なんですね。