【2019年2月14日】新曲に歌詞が付きました 〜 「しょうらいこ」を歌いました

「サカモト風」(仮題) に歌詞が付いて「祭の夜」が生まれました。メロディから連想して、子どもの頃の原風景を想って書きました。

 

 

 

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祭の夜

 

 

ひとつ   ふたつと   灯りが消える

 

一人   二人と   人は去っていく

 

やがて   辺りは   闇に包まれていく

 

祭りの夜は   更けていく

 

 

※君に逢いに   祈りに行くよ

 

君に逢える   一年一度の

 

彼方への   扉が

 

今開く   祭の夜

 

 

ひとつ   ふたつと   打上げ花火

 

空に消えてく   僕らの祈り

 

闇を切り裂き  何処からか産声が

 

聴こえたような   気がするよ

 

 

※くりかえし

 

 

 

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子どもの頃、毎年夏になるとお祭りで、父方・母方の両方の家に遊びに行きました。父方の家の思い出は、昨年夏に「花火」という曲で歌いました。その時同時に、母方の家に遊びに行った記憶も、いつか歌にして遺したいなあと思っていました。

 

 

母方のお祭りの記憶は「しょうらいこ」の一言に付きます。「しょうらいこ」が、お祭りの名称だったのか何なのかも憶えていません。ただ、この言葉「しょうらいこ、しょうらいこ」と歌いながら?一緒に松明 (たいまつ) のようなものをグルグルと回した記憶が残っているだけです。

そう考えていると、すごく気になってきてきました。それで、「しょうらいこ」で検索してみました。何とトップに出てました。今でも続いているみたいです。詳しくはこのサイトをご覧下さい。

 

 

 

 

 

この記事を読んで画像を眺めていると、気分は一気に幼少の頃にとんでいきました。そんな幼児回帰した頭で書いたのが、上記の歌詞です。

 

 

ところで、今回の曲はスローテンポの、いわゆるバラードです。ここ数作のように16ビートの早口ソングではないので、言葉を削るのに一苦労しました。

とりあえずバーっと書き出して、メロディに乗せて口ずさみながら添削していって、言葉の数は当初の半分以下になりました。ちゃんと伝わるといいのですが。音も言葉も、少ない程難しいです。

 

 

最後の二行は創作です。実際はそんな声、聞こえた事はありませんでした (とバラしていいものなのかな…)。

このお祭りの記事を読んでたら、何となく「輪廻転生」を思いました。命は循環するという思想です。これは霊的でも怪しげな思想でも何でもなく、例えば、タンポポの本体が死んでも、わたぼうしが飛び散って、あちこちで同じタンポポが咲く。輪廻転生は、それの「人ヴァージョン」「心ヴァージョン」ではないかと思います。

 

 

まあ実際のところはどうなんでしょうか?単に記憶がなくなっているだけで、自分が唯一無二だと思っている「自己」も、実はDNAの使い回しの可能性もあります。

持論ですが、霊にしても神にしても輪廻転生にしても、この手の思想?が、遥か大昔から続いているという事は、どれも実際に在るからなのではないかと思います。偽物は、嘘は、思想でも芸術でも科学でも何でも、時間に淘汰されている筈なので。(ちなみに私は、霊感はゼロです)

 

 

いつものように話が大きく外れてしまいましたが、この曲は、そんな循環する生命について歌った歌です。聴く人に少しでもリアルに伝わるように、完成に向けてがんばりたいと思います。

 

 

 

 

同サイトからの画像。私の幼少の頃と全く同じ風景。思えば、あれからたかだか数十年です。この画像を見て、人の一生の短さ・儚さが、あらためて身に沁みました。