【2019年4月18日】前回の続き 〜 無料で聴く音楽は、会社の領収書で食べる「食べ放題」の焼肉屋のようです

最初に書いておきますが、今回の記事は前回の記事と相反するような内容ですが、よく読んでいただくと、そうではない事が分かると思います。(もし分からなかったら、私の文章表現の拙さという事で)

 

 

 

私が自信を持って人に勧めることが出来る、音楽をより真剣にリアルに楽しむ一番の方法は、「身銭を切って音源を購入する」「身銭を切ってライヴに出掛ける」です。そんな音楽は、タダで聴く音楽よりも数倍リアルに聴こえます。そして音源なら、中古盤よりも新品を定価で買ったものの方が、です。

 

 

何故かと言うと当たり前の話、身銭を切った音源は、それだけ耳をそばだてて一生懸命に聴くからです。これは、おこずかいやお年玉をコツコツと貯めてLPレコードを買っていた中学生の頃から、全く変わりません。CDを買う時は、今でもいつもドキドキします。(どうか外れませんように、と 笑)

そして私に限らず、誰もがそうなのではないかと。

 

 

とは言っても、私はそんなに稼いでないので、当然CDを購入する予算も限られています。それでも、YouTube等で気に入った曲は、大体購入して、部屋で、車中で、何度も何度も、深くじっくりと聴き入ります。

そうやって聴いていると、軽く聴いているだけでは感じられなかった世界が、いきなり目の前 (実際は脳内なのですが) に現れる事がよくあります。そんな時こそが、音楽のマジックが効いた瞬間です。

 

 

 

それで、前回のコーネリアスのインタビューの、最後の質問とその返答です。

 

 

──そういう中でお金をしっかり払ってくれる人が増えるかどうか。

 

いや、音楽を熱心に好きな人は世界中にちょっとずつ相変わらずいて、そういう人はCDやレコード買ったり、ライブ行ったり、積極的に払って聴くと思います。それで音楽のマーケットは回るようにも思いますしね。

 

 

 

私もそんな一人なので、何の躊躇もせず、音楽にはお金を払い続けるでしょう。(でも、取っ掛かりとしての無料メディアは、絶対に必要だと思います)

ちなみにタイトルは、「そんなシチュエーションで、心の底から美味しいと感じる?」の意図です。まあお腹は膨れるとは思いますが。

 

 

 

 

先月、実家の押入れより発掘された宝の山。「身銭を切って…」などと偉そうなことを言っておきながら、実はモノを大切にしない私です。CDも、ジャケットを無くしたのがたくさんあります。