昨年秋に途中まで作って、寝かせてあったインスト曲「ソングトロニカ」(仮題) を、何気に聴いていじっていたら、歌詞も上手く乗りました。トラックを、テンポを変えてベース等の音を加えて完成させました。
何故この曲の仮題を「ソングトロニカ」と付けたかと言えば、当初はエレクトロニカっぽい音感・リズム感だったからです。それに歌を乗せるという意味で付けましたが、上手くアレンジ出来ずに寝かしておいた訳です。
そして何故上手くアレンジ出来なかったと言うと、巷のエレクトロニカのように、ベース音を入れずに作ろうとしていたからです。
エレクトロニカっぽい音感で歌モノを演っている方は、少ないですがいらっしゃいます。皆さん独自のセンスで音を奏でていて、こういう感覚は真似しようとしても中々真似出来るものではありません。
それで先日その作りかけのトラックを聴いた時に、ベース音が聴きながら頭の中で同時に鳴り出したので、そのフレーズをそのまま録ってみたところ、上手くハマったという訳です。歌メロもすぐに出来ました。
この曲は、感情やメッセージらしき事は一切歌っていません。情景描写の音楽です。タイトルを付けるのに苦労しました。聴いていて情景が浮かび、みぞおちがくすぐられる気分になれる、そんな曲に完成させたいです。
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秋 夕暮れの公園、そして夜
公園の木々の影 やがて地上に 吸い込まれてく
片隅で老いた人が ギター爪弾く 秋の夕暮れ
※遠くの影踏む 犬が吠えている
優しい世界に 僕ら生きている
時が過ぎて 闇が迫り 樹々は夜を 包むように
気付けば 独りで 迷い子のように 立ち尽くす
※くりかえし
イメージ画像です。