【2019年5月16日】変化するから美しい 〜 夕焼けや虹や、音楽や人間も

知人から、先日の雨が上がった後の夕焼けの画像を頂きました。

あまりにキレイで思わず撮ったとの事です。街灯と夕焼けが混ざった微妙な色彩がとても印象的でした。私以外にもこんな事してる人いるんだと、ちょっと可笑しく思えました (笑)。お礼に以前に撮った虹の画像を送りました。

 

 

それは、左端から右端まで繋がっている立派な?虹で、50数年生きて、現実にこんな繋がった虹を見たのは、多分初めてです。もしかしたら、二度とないかもしれません。ブログ記事にもアップした覚えがあります。

 

 

 

 

それで、その虹や夕焼けの画像を見ていて思ったのが、タイトルの「変化するから美しい」です。次の一瞬には、あるいは数分後には、もう見れないんじゃないか。そんな儚さが、美しさに通じているのではないかと。

 

 

空に浮かぶ雲も、ジッと見ていたらどんどん形が変わっていくのが分かります。風のある日などは結構動いていて、それが面白くて時々ぼーっと見てたりします。(人に話すと笑われそうなので言いませんが)

こないだ作った「ふきのとう見つけた」は、そんな歌でもあります。ふきのとうが成長していく様子や太陽が動いていく様子を、日々ちゃん感じる事が出来たら、人生もっと楽しいだろうなあと。

歌詞を書いたあと読み返して、「ああ、こういう事を歌いたかったんだ」と気付いた次第です。

 

 

 

それで、更に思ったのは、人や音楽もそうなのではないかという事です。

ライブは、この一回限りだと感じるからこそ、リアルさが増しますし、恋愛は、その感情がそのうち移ろいでゆくのを、心が離れていくのを、無意識のうちにも怖れているからこそ、「今、一緒にいるこのひと時」が、とても愛おしく感じるのではないかなと。(だから「家族」になったら恋愛感情が希薄になるカップルがとても多い。「刹那」感が希薄になるからなのでしょう)

 

 

洋楽では、秀れたアーティスト程、アルバムを出す毎に、その世界観・音楽観はどんどん変化していく人が多いです。たとえそれが評価されなくても。自分に正直に、変わっていく事が「美しさ」という事なのでしょう。

日本人の場合、リスナーは保守的で、レコード会社も売れないと困るし、アーティストもファンを大事にする優しい方が多いから、一度売れるとその路線で固定されてしまう人が多いです。それがとても残念です。

 

 

なんか展開し過ぎてオチのない文章になってしまいました (笑)。

常に状況に流されて日和ってしまう私ですが、せめて創作くらいは、自分に正直に・変化する事を怖れずに行っていきたいなあと。(でも「今度の曲は面白くない」と言われると、すぐに凹んでしまうので。。)

 

 

 

夜明け前の一瞬。空が白々としてくるこの時間も、夕焼け同様に、美しいひと時です。(「ひみつの言葉」のマスタリング作業してたら、朝になっていました。。)