【2019年5月17日】初めてのギター・ソロ

「ひみつの言葉」ミックスダウン〜マスタリングし終えて感じたのが、どうも音がツルツルし過ぎているというか、キレイ過ぎるというか、そんな感じでした。そこで、間奏にノイジーな音を入れようと思いました。

 

 

先ず考えたのは、最近の曲によく使うグリッチ・ノイズです。でも、昨日のブログ記事ではありませんが、違った事にチャレンジしてみようかと考え、以前挫折したギター・ソロを入れる事にしました。

 

 

 

中途半端なテクニックは想像力・創造力をスポイルしてしまうのではないかというのが、私の持論です。

大昔の「ロッキング・オン」で、ロバート・フリップさん (超絶テクのキング・クリムゾンのギタリスト) がインタビューで「テクニックは最終的には捨てなければならない」「そして無邪気に弾くんだ」と言っていました。この発言は、当時のROのライターたちはよく引用していましたが、私にはイマイチ分かりませんでした。

 

 

この発言を思い出したのは、自分で音楽を作り出してから、ある日目にしたブライアン・イーノさんの昔の発言、「ミュージシャン (ロック・ミュージシャンだったかな?)になりたいなら、音楽以外の事をすればいい」を読んでです。二人の発言は、実は同じような事を言っているのではないかと感じました。

 

 

中途半端なテクニックは、逆に表現の幅を狭めてしまうのでは。自由度が低くなるのでは。そう感じます。自分が弾ける範囲に捉われずに表現を行うには、徹底的に鍛えるか、テクニックを突き放すか、究極にはそのどちらかではないかと。(前者がフリップ、後者がイーノ)

 

 

 

それで、テクニックのない私がどうやってギター・ソロを弾いたかというと、トラックの回転数を半分くらいに落として合わせて弾いて、それを後からBPMを戻しました。更に編集を重ねて、何とか形になったという訳です。

漠然とでもいいので鳴らす音のイメージさえあれば、テクニックがなかったらないなりに、何とかなるものです。