【2019年8月2日】今週買ったリサイクルCD 〜 ポラリス「ホーム」、ディアン・ラブロッス、マルタン・テトロー、ハコ「ランチ・イン・ニシノミヤ」

今週、久しぶりにリサイクル・ショップに行って中古CDを購入しました。

日本のダブ・ポップ・バンド、ポラリスのデビュー・アルバム「ホーム」(‘02年) と、即興演奏家三名による「ランチ・イン・ニシノミヤ」(‘05年)。両方とも「当たり」で、毎日聴いています。

 

 

 

ポラリスは、アルバム「空間」と、ミニ・アルバム「ポラリス」「コスモス」の三枚聴いています。ジャケットを手にして、そのまま購入。

このバンドは、日本のメジャー・レーベルからリリースしたバンドでは珍しく、10分を超える超尺曲が多いのが特徴です。10分超えて無くても、普通に6〜7分とか。

音楽性も、レゲエ/ダブを基調にしていて、これも異色です。デビュー当時はフィッシュマンズ (こちらも音響系のバンド) のフォロワー的に捉えられていました。実際に元フィッシュマンズのメンバーもいます。

 

 

この「ホーム」はデビュー・アルバム。デビュー・ミニ・アルバムの曲も収められています。

前述の10分を超える曲が、4曲も収められています。「光と影」「Slow Motion」「愛の手の中に」「季節」。

そのどれもが、すごく良いです。長さを全く感じさせず、気がついたら曲が終わっている、そんな感じ。まるで魔法のようです。展開せずに同じリフの繰り返しでじわじわと押していく構成は、ファンクとかアフリカン・ビートとか、ああいう長尺曲のパターン。

元々時代の音ではないので、今聴いても、古くも懐かしさも感じません。いいものは時代を超えていい、そんな普遍のサウンドです。

 

 

 

ところでこの普遍性は、ポラリスの独自性からきているというより、レゲエの持つ普遍性だと感じます。レゲエのビートはマジックです。

そしてポラリスの音はレゲエを基調としていますが、暑い (=熱い) レゲエではなく、クールで都会的な響きです。そしてやさしい。ここが大きな特徴なのではないかと。

ライブ活動も行なっているバンドで、近くに来たら観に行きたいなあと思います。

 

 

 

車で聴いても部屋で聴いても心地良さを感じるこのアルバムを聴いて、過去に購入した音源も聞き返したくなりました。

 

 

曲同様?文章も長くなったので、「ランチ・イン・ニシノミヤ」は次回に紹介。こちらも良いです。