【2019年8月18日】新曲生まれそうです 〜 メロディック・マイナーとメジャー・スケールを組み合わせてみました

毎年、お盆の終わりに雨が降って、雨が止んだら一気に秋の気配が濃くなります。

いつ作ったのか憶えてない曲が多い中、この時期に生まれる曲は自分の中では割と印象深く残っています。曲を聴き返すと、作った時の季節感が、頭の中でサッとリプレイします。

「ある夏の終わりに」「ふたつのコード」、そして最近一年越しでようやく完成した「死について思うこと」など。

 

 

 

今年はまだ暑いんですが、私の中では、数日前の雨と朝晩のちょっとの涼しさと、日が暮れる時間が早まってきた事で、気分は既に秋です。そして、今年もこの時期、新しい曲が生まれました。

 

 

今度の曲は、「たった一つの言葉を探して」以来の、メロディック・マイナー・スケールのメロディです。

メロディック・マイナー・スケールは、メジャー・マイナー、両方のメロディが鳴らせるスケールで、ジャズによく用いられているそうです。天気で言うと、晴れ (メジャー) でもなく雨 (マイナー) でもない、曇り空のような音階です。

(詳しく知りたい方は、いろんなサイトでお調べ下さい。因みに普通のドレミファソラシドの音階のメロディは、メジャー・スケールです。)

 

 

なので、メロディも曖昧に聴こえるというか、印象的に聴こえません。それが魅力なんですが、下手したら難しく聴こえます。実際「たった一つの言葉を探して」は、聴く人を選ぶ楽曲になってしまった感があります。

 

 

それで今回は、Aメロをメロディック・マイナーで、サビは普通のメジャー・スケールに転調してみました。すると、サビメロがすごく印象的に聴こえました。いろいろやってみるものです。

まだ、いわば産まれたてなんですが、これから成長を優しく見守っていきたいと思います。いい曲に育てばいいなあ。(曲は我が子のよう 笑)

 

 

 

参考記事。⤵︎クリックで読めます。

 

今回はちょっと音楽的な話です 〜 メロディの自由度が広がるメロディック・マイナー・スケールの魅力と、スティーヴィー・ワンダーの楽曲たち

 

 

 

 

上記、「レコナー」はレディオヘッド、「異邦人」は、アトール (大昔のフランスのプログレ・バンド) の、それぞれの楽曲です。