【2019年9月1日】前回の続き 〜 私が歌った、デヴィッド・ボウイ「サウンド・アンド・ヴィジョン」のカバーの歌詞です

サウンド・アンド・ヴィジョン

 

 

ああ、僕には何もすることもなく

 

ただ、一日が過ぎていくけれど

 

ああ、世の中いろんなことが起きてるけど

 

僕には関係なし

 

 

色とりどりの   光を遮り   僕は待つ   君の便り

 

 

Don’t you wonder sometimes

 

‘Bout sound and vision?

 

 

Blue, Blue, Electric blue

 

That’s the colour of my room

 

Where I will live… 

 

 

(以下、元歌詞が続く)

 

 

 

とまあこんな感じです。前半が私の意訳した歌詞をアコギで弾き語って、途中からあの天から降ってくるような高音シンセのフレーズが入って、普通のカバーになります。

 

 

意訳の歌詞を読んで頂けたら分かりますが、この曲「サウンド・アンド・ヴィジョン」の主語の人物は何の行動も起こしません。ポップ・ソングでこういう歌は他にないんじゃないかと。実にユニークです。

 

 

前回書きましたが、オリジナル曲の、サウンドと言葉のアンバランスさ、不自然さが、一回りしてしっくりくるから不思議です。孤独を、自己憐憫するものではなく、当たり前・普通のこととして、普通にビートに乗って、突き放して歌われているところがいいですね。

 

 

数年ぶりに聴き返した私のカバーは、意訳を歌っているパートが結構ベッタリとして聴こえて、聴いていてちょっと恥ずかしく感じました。こういう言葉は、原曲のように、軽やかなビートに乗せるのがいいなあと、あらためて感じました。

 

 

 

 

「サウンド・アンド・ヴィジョン」が収録されているアルバム「ロウ」(‘77年)。手元にジャケットがなかったので、YouTubeより。

いつ聴いても「新しい」と感じる音です。

 

 

私は高校生の頃、このアルバムを初めて聴いた時、A面は全部同じ曲に聴こえ、B面で眠くなってしまいました。

「(購入は) 失敗した。。」と思いつつ、折角おこずかいを貯めて買ったので、元を取ろうと思い毎日聴いていたら、いつしか愛聴盤になったという、稀なアルバムです。今ではいい思い出です。