定食屋で読んだ、本日の読売新聞の記事から。
橋本治さんは、昨年鬼籍に入られた文筆家。私は若い頃その著作物に触れて影響を受けた一人です。影響というか、読んで開放感を味わったという感じです。こんな人がいるのか、こんな考え方があるのか、と。以前にこのブログにも上げたことがあります。
ここ数年で世界が激変している気がするのは私だけではないと思います。AIの更なる進化、ジェンダーの価値観、気候温暖化、先進国のポピュリズム台頭…。
そんな中、最近の出来事で象徴的なのは、北朝鮮のミサイル実験、アメリカとイランの小競り合いや、今現在だと、世界を騒がせている新型肺炎です。核戦争の次はパンデミック。。一昔前の小説や映画の世界が、現実になりつつあるようです。
橋本治さんの著書は、そんな今の時代に窮屈さを感じている方に、ぜひ読まれて欲しいです。
ところで、いつ頃からか、私はあれ程好きだった本を読まなく (読めなく?) なりました。本よりも自分の人生の方が、遙かにリアルに感じはじめたからなのではないかと思います。でも橋本治さんの著書は、そのうち買い戻して、少しずつでも読み返したいなあと。
以下、この記事から引用。「」内は、解剖学者・養老孟司さんの発言。
…人工知能 (AI) を巡る議論が世をにぎわす現代社会を、「今の人はコンピューターに自分を合わせ、カラオケをやっている」と独特の比喩で揶揄し、「こういう時代に橋本さんは、本当に貴重な人だった。いなくて寂しい。それが、その人がいない、ということだと思う」。…
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