【2020年2月12日】今、ゼロ年前後の中古CDがとんでもない価格で流通しています ② 〜 リチャード・アシュクロフト「アローン・ウィズ・エヴリバディ」を聴く

以前に同タイトルで、ベックとアリシア・キーズを上げたのですが、今回は、イギリスのバンド、ザ・ヴァーヴのボーカル、リチャード・アシュクロフトのファースト・ソロ・アルバム「アローン・ウィズ・エヴリバディ」(‘00年)。数日前、リサイクル・ショップで購入。

 

 

ザ・ヴァーヴのラスト・アルバム「アーバン・ヒムズ」がとてもいいアルバムで、これは解散してからのソロ1作目。

当時聴こうと思いつつも、丁度仕事のスケジュールが半端ない頃で、何となく後回しにしてしまい聴きそびれてしまったアルバムの一枚です。

 

 

今聴くと、ゆったりとたゆたうリズム、儚く不安定なメロディ、リズミカルで効果的に挿入されるストリングスなど、ザ・ヴァーヴと共通点がとても多いです。バンドからソロに転身してから、あるいはバンド在籍中にリリースする楽曲は、そのバンドの音とかけ離れたものになるのが多いのですが、このアルバムはそうではありません。ザ・ヴァーヴが好きだった人は、間違いなく好きになる音です。

 

 

 

音楽的には新しいコトを試みている訳でもなく、他人に「傑作だよ」とお勧め出来るアルバムでもないんですが、一聴して何故かすごく馴染んで、毎日聴いています。

それで、なんで自分の耳にこんなに馴染むんだろうと気になって、集中力を高めて聴いてみました。

 

 

それで気付いたのが、このアルバム全曲で、緩いリズムに合わせてタンバリンの鈴の音がシャンシャンと鳴っているんですね。リズム・キープに使われていたり、節のアクセントで鳴っていたり。

 

 

以前に書きましたが、私はタンバリンや鈴、トライアングルといった金属音が大好きで、ほぼ全ての自曲で鳴らしています。

このアルバム、全曲どころか、イントロがタンバリンの曲もある程です。リチャードさんももしかして、タンバリン、好きなんじゃないかと。

曲のテンポも、速くもなく遅くもなく。そしてメロディの起伏も少なく。この辺のタイム感も自曲に共通するところです。私も好んで作る三拍子の曲もあります。

 

 

そう感じて聴きだすと、まだまだ興味深い点がいくつも見つかりました。流れない、リズムを刻むストリングスのアレンジや、フルートやグロッケン等、古典的楽器の音色…。

じっくり聴いて、自曲のアレンジの参考にしようかなと。(パクリではなく、リスペクトです)

 

 

 

という訳で、今更ながら、リチャードさんのソロ・ワークを追いかけてみようかなと。

 

 

 

 

 

 

タンバリンやトライアングルが鳴っている私の楽曲はこちらから聴けます。↓