【2020年2月16日】オシャレな音楽とは?

前回、「…オシャレな雰囲気の曲になりました…」と書きましたが、ふと「音楽でオシャレ」って、どういうことなんだろ?と、素朴な疑問がふつふつと湧いてきました。

 

 

オシャレ、は、生活のワンシーンを指す言葉のような気がします。

私の勝手な解釈だと、主に、ファッション (衣) や建築物 (住) 等で、生活臭がしなくて、個々人の個性が、主張せずにいい感じでさりげなく顕れている様子、を「オシャレ」と呼ぶのではないかと。

 

 

 

ここまでは辞書を見ずの自分の考えです。実際のところはどんな意味なのか、辞書で調べてみました。

 

 

服装や化粧などを洗練したものにしようと気を配ること。洗練されていること。また、そのさまや、その人。「お洒落な若者」「お洒落な店」

 

ーー「goo国語辞典」より

 

 

と記してありました。当たらずしも遠からず、です。

だとしたら、音楽に於ける「オシャレ」って??

 

 

 

 

洗練された音楽は、たしかに「オシャレ」と形容されることが多いです。私が前回しきりに書いていた「オシャレ」は、単純に、洗練されたコード進行を指しています。ここで「コード進行に洗練とかあるの?」と言い始めると収集がつかなくなるので、それはさておき、

 

 

 

音楽の進化=洗練と考えるのは、ブラック・ミュージックです。前述のコード進行云々の発想もそうです。

対して白人 (や我々) のロックの良し悪しは、洗練とかはあまり関係なくて、いかに深く突き詰めるか、そんなところが聴きどころになっていると感じます。表面的には、粗くても全然OKです。下手でも、全然OKです。

 

 

私はどちらも好きなのですが、自分で実際に演ることになって思うのは、自分の音楽は、作り込めば作り込む程に、楽曲がどんどん洗練していく方向に進んでいるということです。これは、自分の意思でそうなっている訳ではなく、自然とそうなっていくんです。良くも悪くも。

 

 

そう、音楽は、表面上洗練されていくことが、決してプラスにはならないんです。この辺、意識して気を付けねばと思います。

 

 

 

私の楽曲はこちらから聴けます。↓

 

 

 

 

サウンドクラウドを聴いた方から、「続いていく世界」、ジャズっぽくてオシャレですね、と言われました。

私としては、オシャレというよりもファンクを意識して作った曲ですが、たしかに、リズムはスウィングしているし、キレイなピアノソロまで入っています。聴く人によって、印象はいろいろなんだなあと。