【2020年8月2日】前回の続き 〜 何故大自然なのか?

前回の続き。ビリー・アイリッシュさんとテイラー・スウィフトさんのMVを観て。

 

 

何故今、自然なのか。短絡的に考えると、大自然には単純に人の心を癒すパワーがあるから、なのですが、そう結論付けてしまうとそれまでなので、もう少し考えてみます。

 

 

 

ところでこのコロナ禍で、都会が好きで都会に住む皆さんの中にも、人のいないところに行きたい、と少しでも思った人、多いんじゃないかなと。

 

 

私はイソップ寓話「田舎のネズミと町のネズミ」での田舎のネズミのように、根っからの田舎モンです。

昔は会社の出張やライブを観に、ごく稀に東京に行っていました。それで、新幹線で東京駅に着いていつも思ったのは、何で東京って、こんなに人が多いんだろう、です。実に身もフタもない感想ですが。そして、その場でそう思う私もその群衆の中の一人なのですが (笑)。

 

 

ニューヨークを始め、世界中の大都市で大量の患者さんが出ていることを考えると、新型コロナウイルスは、言わばそんな都会の日常 (大袈裟に言うと、そんな近代文明) を頭っから否定して、せせら笑っている訳ですね。

 

 

そして、都会が住みにくくなりつつある今、その大都会を産み出した近代文明の先には何があるのか、どう暮らしていくのがいいのか、を考える時代が訪れたのではと感じます。エコロジストになればいいとか、そういう意味ではありません。

大袈裟ではなく、ほんとにそう思います。

 

 

 

流行りの音楽は、それ自体が人々の意識の反映です。優れたアーティストは、正しく時代を映す鏡です。

そんなアーティストの二人、ビリー・アイリッシュさん、テイラー・スウィフトさんの二人が、同時期にこの2曲のMVを発表したことは、あながち偶然ではないように思います。

 

 

お二人のMV、ビリーさんはアニメで、テイラーさんは、フレームの中で、それぞれ歌っています。

ストレートな自然賛歌、自然回帰ではなくて、そうやってワンクッション置いているところも、似ているなーと感じる所でもあり、共感出来る所でもあります。

 

 

 

 

 

ビリー・アイリッシュさん「マイ・フューチャー」のMVを観てたら、昔観た、宮崎駿さんの映画「風の谷のナウシカ」を思い出しました。そんな人は多分、私だけではない筈です。