【2020年11月14日】ミッフィー65周年に思う 〜 ミッフィーやスヌーピーの「丸み」について

ミッフィーの生誕65周年ということで、今年はいろんなグッズがたくさんリリースされています。私の子どもの頃は「うさこちゃん」だったミッフィーですが、今やすっかり垢抜けて、人気のキャラクターに成長?しています。

 

 

 

先月末にそのミッフィーのぬいぐるみについて書きましたが、実はミッフィー、今と昔を比べると、デザインが明らかに変化しています。こんな感じ。

 

 

 

 

 

 

上が、創世記?からのミッフィーの変化。下が、最新のキャロット及びクリスマス・ヴァージョン。つまり「まるく」なってきている訳です。

 

 

 

そんな話を職場でしてたら、スヌーピー好きの女性が「ミッフィーだけでなく、スヌーピーもハロー・キティもまるくなってきている」と仰って、調べたら、たしかにそうでした。

 

 

つまり、アクが取れて万人向けになっていく・子どもに好かれる=フォルムがまるくなる、なんでしょう。

その他、国産でも、ドラえもんやアンパンマン、トトロなどの長寿人気のキャラクターは、大体まるいです。マイメロディ、リラックマ、たれぱんだ、最近だとすみっコぐらし…。挙げればキリがない位です。

 

 

これは人にも当てはまります。「カドが取れて」「まるくなって」は、基本、褒め言葉です。

ところが音楽 (ロック) の場合は「まるくなる」のは、必ずしもプラスに働くとは限りません。逆に「日和った」とか言われてしまいます。

ロックの場合、洗練される、まるくなるは、イコール、先鋭性がなくなってしまう、無個性、に通じるからです。

 

 

 

それで思ったのは、私が自曲を作り込んでいく際、無意識のうちに、まるく・洗練化の方向に行っているということです。その過程で、ゴツゴツした感じを削っていってる気がします。私の曲はポップスなので、それはそれでいいかなとも思うんですが。。

 

 

私はミッフィーもスヌーピーも、大昔のクセのあるフォルムの方が好きです (単なる好みで、今のが良くないという意味ではありません)

自曲も、クセをちゃんと残して、ゴツゴツしたまま完成に持っていきたいんですが、これがなかなか。

 

 

 

 

 

知人に送って頂きました。20年前のだそうです。時々洗っているそうで、とってもキレイですね。