先日歌入れした音源を何度も何度も聴いていて (布団に入っても聴いていた 笑)、何となくですが、上手く歌えない理由が掴めてきました。
一口で言うと、BPM、つまりテンポと歌い方が上手くマッチングしてないんじゃないかーーそんなふてきました。この曲「音楽」は、もっと速いテンポで軽快に歌うことを求めているんじゃないかーーそう思い、BPMを 124まで上げてみました。当初は120です。
楽曲のBPMは、ボーカル・パートにとって、キー同様もの凄く重要なファクターです。カラオケで歌い慣れた人が、よくキーを自分の歌いやすいように上げたり下げたりしますが、曲のテンポも、その感覚と似ています。
例えばX JAPANの「紅」なんて、更に速いテンポで歌うと、曲の良さがデフォルメされてもっとウケるんじゃないかな?「ENDLESS RAIN」等のバラードは、もう少し遅くしてタメて歌ったり。
ちなみに、キーは割とボーカリストの喉の音域で決められますが (もちろん、ワザとその音域よりも半音や全音高いキーで歌って、ギリギリ感を出す人もいる)、BPMは、曲想というか曲の世界観を決定しする重要なファクターです。そういう意味で、とても神経を使います。たかが1BPM、されど1BPM、です。(いや、1どころか、コンマ1単位で決めてる人もいます)
という訳で「音楽」。午前中の空いた僅かな時間を使って、テンポを上げてサッと歌ったら、やけにすんなり歌えました。少なくとも、昨日半日歌ったテイクよりもいい感じに聴こえます。数テイクしか録ってないんですが。
とは言え、それは単なる先入観かもしれないので、明日、冷静な耳で聴いて確かめたいと思います。
「紅」を叩くYOSHIKIさん。
よくよく聴くと、この曲はイントロの流れからバラードのアレンジにした方がしっくりくるかもと思いました。