【2021年4月4日】過去曲のリメイク行っています

このブログを書き始めた頃に上げた文章を、ちょっと長いですが一部引用します。

 

 

 

 

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「自分の歌を作って、人に聴いてほしい」と思い、作り始めてから、かれこれ6〜7年経ちます。

それまでも、人の曲にギターやキーボードでコード合わせたりして楽しんでいたので、そろそろ出来るんじゃないか、すぐに作れるんじゃないかなと思い、作り始めたのですが。。

 

 

これがまた、メロディーも歌詞もサウンドのイメージもサッパリ出て来なくて、砂漠で落とした100円玉を探すような、絶望的気分を味わったのを覚えています。

1ヶ月程、いろいろとやってみて思った事。まず、自分に出来る事・出来ない事は何かをちゃんと把握して、出来る事の中でやってみよう、そう考えました。

 

 

そんなある日、小学校の国語の時間に習った「俳句」を思い出しました。

俳句は、5・7・5の3句17音からなる定型詩で、季題によって自然の風物、人事をよむ、とされています。季語も決められています。

ここまで外枠が決まっているから、質は別として、誰でも作れるのです。

俳句のように、歌詞もメロディーも、リズムもサウンドも、あらかじめ外枠(ルール)をはっきりさせてから取り組めば、特別な才能がなくてもなんとか出来るのでは。そう考えました。

砂漠の中をウロウロするのではなく、砂漠に小さな庭を作って、その庭の中で、100円玉を探そうと。

 

 

試行錯誤の中、自分内でいろんなルールを設定して、そのルール内で作ってみたところ、ようやく何とか1曲出来ました。作り始めてから、半年は経っていたと思います。…

 

 

 

 

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早いもので、曲作りを始めてから今年で10年を数えます。何故憶えているかといえば、曲作りを始めて間もなく東日本大震災が起こったからです。自分内では、東日本大震災復興の歩み=私の曲作りの歩み、という感じです。

上記にある初めて作った1曲は、2nd. アルバムに収録の「千年ワルツ」。この曲が出来てから、堰を切ったように次々と曲が書けるようになりました。

 

 

けれど、作った曲が全て完成している訳ではなく、途中で没にしたり曲想にスキルが付いていけず制作を諦めたり、そんな曲が実は山のようにあります。つい最近リメイクした「君や僕のバラッド」も、そんな一曲です。

 

 

 

10年という区切りなのとギターを購入したのとで、そんな昔のボツ曲たちの見直しを、新曲制作と並行して行っていこうかなと思っています。

それで先週録った「君や僕のバラッド」に続いて手掛けようかと考えているのが、「君や〜」よりも更に初期に作った曲「ひとり暮らしの君や僕」です。

 

 

当時のボツ・テイクを聴いていると、10年という時の長さ及び短さを、同時に感じることが出来ます。何しろ人生の1/5です。だけども、一瞬で過ぎ去ったようでもあります。

実に感慨深いものがあります。

 

 

 

 

 

初めてブログを上げた朝の青空。