【2021年9月15日】ACOとPattenを聴く

先週、たまたまリサイクル・ショップ2件に足を運ぶ機会があり、それぞれのショップで一枚ずつCDを購入しました。サブスクやYouTubeのお陰で中古CDも価格破壊が進んでいて (つまり売れないので)、この2枚も合わせてお昼の定食一食分の価格です。

何度も何度も書いていますが、音楽に関しては、本当にいい世の中になったなあと。まさに天国です。

 

 

 

 

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先ずはACO。実は2ヶ月程前に、多分メジャー・シーンでのJ -POP史上初のダブ的音響のアルバム「マテリアル」(‘01年) をリサイクル・ショップで購入しています。今更ながら聴いて驚きました。

 

今更ながら、、ACO「マテリアル」を聴く

http://musiclub.link/diary/8946/

 

 

 

もちろん音もいいんですが、何と言っても魅力なのは、彼女の「不幸ヴォイス」(笑) です。

ACOさんはモデルもやってたくらいで10人前のルックスとプロポーションなんですが、何故か不幸のドン底にいるような声で、不幸な歌を歌っています。普通の人の私にしてみたら、現実世界で男性から引く手数多のような女性が、何でこんなうた歌っているんだろうという感じですが、まあ歌う理由は人それぞれですね (笑)。

 

 

そう言えば昔、宇多田ヒカルさんにハマってた頃、歌詞カードを読みながら彼女の歌声を聴くたびに「可哀想な人だなあ。。」と訳もなく憐れんでいたのを思い出しました (宇多田さん、ごめんなさい。。)

宇多田さんの歌声も、正統的「不幸ヴォイス」です。(不幸ヴォイスは、あと、大貫妙子さんも)

 

 

宇多田さんや大貫さんの声には人間の深い業を感じますが、ACOさんの声は「女性の業」を感じます。(なので前述のブログ稿に、ケイト・ブッシュさんを引き合いに出したのかもしれません)

 

 

 

このアルバムは「アブソリュート・エゴ」(‘99年) 以降のダブやエレクトロニカの混沌とした音像ではなく、当時の最先端の和製R&Bサウンドです。なのである意味、その不幸ヴォイスがストレートに鮮明に聴こえます。いや、別に不幸なことばかり歌っている訳ではありませんが。

毎日一回「ココロ色」「まぶたの夢」を聴いていて、そう言えばこのCDを買ったショップには他のアルバムもあったよなあと思い出しています。今度行ったらまた購入したいなあと。

 

 

長くなったので、Pattenは次の機会に。