トラックと歌詞が出来たので、早速仮歌を入れてみました。この曲の歌メロは前曲「Wonderful days」にも増してラップ的で、というか普通にラップのパートが多く、慣れないので戸惑っています。
自分のイメージ的には、メロディを歌いつつ語りたいというか、純然たるラップにはしたくなくて、その辺どう歌おうかと苦労というか楽しんで歌ってみました。
それで思ったのは、20年以上前の渋谷系のヒップホップ・バンド、TOKYO NO.1 ソウルセットのアルバム「Jr.」(‘96年)。このアルバムは、全てサンプリング音源の川辺さんのトラックに、そこに乗るのは語りのようなビッケさんのラップと、渡部さんの過剰なまでに情緒的に歌い上げるボーカルです。
私のこの曲も、ビッケさんのラップのように、のらりくらりと、しかもそこに歌メロを交えながら出来ないものかと考え、仮歌を入れてみました。
まだまだ音楽的には聴こえないので、更に工夫及び練習が必要です。
そう言えば洋楽では、ボブ・ディラン、ルー・リードといったレジェンドたちが、それぞれ独自の「語りボーカル」で自身の歌世界を表現しています。ああいうふうに歌うのは、普通に音程に合わせて歌うよりも数段難しく、テクニックが必要だというのが、自分で歌い始めて初めて分かりました。(簡単に歌っていると思っていた 笑)
「Jr.」、奇跡的に、ジャケット残っていました。