【2017年8月10日】ストーンズを聴いていてあらためて感じたこと

最近ブログで書いたこともありますが、なぜかこの数日ローリング・ストーンズを愛聴しています。そのストーンズで、気になったこと。

 

 

自分でレコーディングをはじめてから、ストーンズに限らず、いろんな方々のCDを聴いた時に、エコーとか定位とかイコライジングとか、そんなところまで気になりだしました。

 

そういう耳でストーンズを聴くと、アルバムごとに実に様々な音を出していました。時代に媚びまくっていると言っていい位、’70年代中期〜’80年代までの音は、時代のアレンジを取り入れています。
あのオーケストラ・ヒットやシモンズのドラム (両方とも、どんな音か分からない方が多いと思いますが、当時流行った音です)  も、しっかり演っています。

でもこの時代のストーンズが、’60年代よりも’90年代以降よりも、私は好きです。

 

そんな耳で聴くと、「ブラック・アンド・ブルー」(’76年) というアルバム、実にユニークな録音というか、ミックス・ダウンがなされています。
各楽器の音の分離が良く、エコー成分が極めて少なく、定位がハッキリしていて、異様にクリアーに聴こえます。まさに、すぐそこで演奏しているよう。

 

このアルバムはストーンズの数ある中で実は一番の愛聴盤でしたが、そんなことを意識してから、更に好きになりました。
昔の音源も、聴き込むたびにいろんな発見があるものです。