制作日誌「死について思うこと」

【2018年9月12日】秋の夜長を感じさせる新曲生まれました ( ^ω^ )

 

 

 

 

どうも最近作るペースがアップしている為、歌の練習をあまりやらずに次に進んでいます。前の「ギター」も、もっと歌いこんだら良くなる気がしますが、せっかく曲が生まれるので、こちらを優先します。時間は無限にある訳ではありません。歌はちゃんと練習した後から録り直しも出来ます。

 

 

 

こないだクリエイターのKさんとラインをしていて、曲の楽器構成について悩んでいらっしゃったので、正しいかどうかは別として、自分の意見を述べました。

「… 仰る通り、既成の楽器編成に拘る必要はないと思います。何故なら自曲のイメージに合った音は、音楽ソフトで自由に出せるからです。その曲その曲に合った音を選べばいいんじゃないかなと思いますが。ソフトでバンドの音をなぞっても面白いものが出来るとは思えません。」

 

 

 

そう書いてからハッと気が付いたのは、自分の曲も、ピアノの音を多用したり、サックスの音を使ってみたり、決してイメージに沿って音を選んでいる訳ではないという事です。とりあえず使ってみました、的に、楽器音を選んでいる気がしてきました。

 

 

 

前々回の「花火」は、割とイメージに沿えた音像になりましたが、そうなるとそうなったで、今ひとつポップに聴こえません。いやほんとに、音作りは中々難しいものです。そこが面白いところでもありますが。

 

 

 

今回のは、秋の夜長を感じさせる曲調なので、「ギター」よりももう少し、音選びに時間をかけたいと思っています。

シンプルで、且つ深みを出せたらいいなあ。。

 

 

 

 

 

コードです。間奏の展開は難解に聴こえるので、省くかもしれません。

 

 

 

 

【2018年9月19日】新曲「死について思うこと」の歌詞を書いています

 

 

 

以前「死について」という曲を書いたのですが、マイナー・キーの、いかにもという感じの悲しげなメロディが今ひとつ納得出来ずに、結局没にしました。だけども歌詞は気に入っていたので、そのうちリメイクしたいと思っていました。

歌詞は以前何かの機会に上げたことがあると記憶していますが、いつだったかは忘れてしまいました。

 

 

 

私が気に入っているくだりは、サビのこの部分です。

 

 

 

産まれた時を覚えているかい?

 

君の知らない大きな力の中で

 

息を殺して目を瞑って

 

君の胸の鼓動に耳澄ます

 

産まれた時は憶えてないだろ?

 

息が止まってしまう時もまた多分分からない

 

ここは仮の宿だと思えば

 

あなたといることがとっても愛おしい

 

 

 

生命というのは、基本的にその生物にとって最適に循環されるものだと、私は思っています。決して無理な方向へは行かずに、自然に産まれて自然に子孫を残して、自然に死んでいくものだと。

ごく自然に産まれてきたならば、死ぬ時もごく自然に死ねるのでは。そんな思いで書いた歌です。

 

 

 

執着するから苦しむのでは?溺れそうになったら、流れに逆らってもがき苦しむよりも、流れに任せた方が楽に気を失えるのでは?今の医学は、自然に逆らう方向へと進んでいる気がします。

まあ実際、自分が死に直面したら、どう思い、どんな行動を取るか分かりませんが。執着しまくっていたりして(笑)。

 

 

 

数日前に出来た曲が、ソフトの打ちこみ作業をしながら睡魔に襲われるような、淡々とした地味な曲だったのですが、その時ふと「この歌詞を乗せるのはこの曲だ」と思いました。「死」は本来、淡々としたものではないかと。早速歌詞を添削しています。サビは上記の歌詞をそのまま使います。

タイトルは「死について」から「死について思うこと」に変えました。先日のyahoo!ニュースの樹木希林さんの記事からつけました。かなり長い曲になりそうです。

 

 

 

 

 

 

 

【2018年9月21日】新曲「死について思うこと」〜 シンセサイザーで音作りをしてみました

 

 

 

私の使っている音楽ソフト「Cubase」には、いくつかの音源ソフト・シンセサイザーが入っています。いつも使っているのが「HALion Sonic 」というソフト・シンセで、これは私のようなCubase初心者向けの、一番使いやすいものです。

 

 

 

何故使いやすいかと言うと、プリセット音源が豊富で、そこから音を選ぶだけで、ある程度曲のイメージに沿った音作りが楽しめるからです。操作も簡単です。ただし、元音源の音色を大きく変える事は出来ません。

知人から音についての言及があった事もきっかけで、そろそろ音作りにも凝ってみようかと思い、HALion Sonic 以外のソフト・シンセも使ってみようと思いました。

 

 

 

そこで選んでみたのが「PADSHOP」というソフト・シンセです。音作りの自由度は非常に高いのですが、ツマミがたくさんあって、しばらくいじらないと上手く掴めません。今日は小一時間程いじって、ようやく曲に合う音を二つ作りました。

 

 

 

その二つには、「Window」と「Sinkai」という名前を付けました。「Window」の方は、’80年代に坂本龍一さんがよく使っていた、プロフェット5というシンセサイザーで作った「ポ〜」というかすれた打撃音に似ています。「戦メリ」や「ヴェネツィア」などで、とてもいい感じで鳴っています。

もう一つの「Sinkai」の方は、深い海の底でボコボコと海底マグマ?が鳴っているイメージの音だったので、そう名付けました。

 

 

 

両方とも何とか曲に馴染みそうですが、リアルの楽器音 (ピアノやギターなど) と、シンセサイザーの抽象音は、上手くブレンドしないといい感じに聴こえません。もう少し煮詰める必要があります。

 

 

 

 

 

こちらがHALion Sonic 。数百もの音色を内蔵。これはピアノの画面。

 

 

 

 

こちらがPADSHOP。音源ソフトというより、昔ながらのシンセサイザーという感じです。いじるのはこちらの方が楽しいです。

 

 

 

ソフト・シンセサイザーはまだ数種類入っていて、全く触っていません。Cubaseをちゃんと使いこなせる日が来るのはいつの日になるんでしょうか。。

 

 

 

【2018年9月22日】新曲「死について思うこと」〜 10分を超えそうです

 

 

 

夜な夜な睡魔と戦いながらも、何とか完成の目処が立ってきました。予想通り、10分超えの長い曲になりそうです。

いちリスナーとしては10分を超える曲は、ここ10年位でめっきり聴かなくなりました。昔は長い曲でもじっくりと聴いていたのですが。という事もあり、もう少し短くしたいなと、気の利いたアレンジを考えています。

 

 

 

曲の長さとは関係ないのですが、何となく久しぶりにアコギを入れてみたところ、中々いい感じに鳴ってくれました。この曲は音数がすくないので、アコギのカッティングがちゃんと聴こえます。

それとは直接関係はありませんが、以前、下北沢のライブ・ハウスで、レーベルのマネージャーのSさんがライブの後の感想で「キーボードのフレーズなど、もっとミニマムにした方が曲に合いますよ」的な事を仰っていたのを思い出しました。

 

 

 

冒頭の「日々睡魔と〜」というのは、前にも書きましたが、この曲はものすごく地味で抑揚のない曲なので、しかも長いので、聴き返しているとすぐに眠くなってくる為です。まあ時にはこういう曲があってもいいかなと思います。特に「死」がテーマなので。眠るような死、穏やかな死、というのは、人間にとってひとつの理想なのではないかと思います。

 

 

 

と書いたところで、時にはどころかこの曲に限らず私の曲には、眠気を誘う抑揚の少なく穏やかな曲が多い事に気付きました。平たく言えば、退屈な曲です (笑)。これはひとつの個性として、大事に活かしたいと思います (短所=長所です)。世の中には、ちゃんと睡眠を取れない方も多いので、そんな方々には、この曲とか「眠れない夜には」など、ちょうどいいのではないかと。

まあ今どきの速い曲が好きな方には全く合わないでしょうが。

 

 

 

そんなこんなで、何はともあれ完成に近いところまで来ました。

 

 

 

 

 

書いたあとちょっと短くなり、9分ちょっとになりました。(画像の下の方に表示されています)

 

 

 

【2018年9月26日】新曲「死について思うこと」〜 トラックが完成!

 

 

 

ようやくトラックが完成しました。結局、削って削って7分半まで縮めました。今回は、新しい試みとして、アコギもですが、ストリングスの音も入れてみました。

 

 

 

以前、何で読んだかは忘れましたが、甲本ヒロトさんが、インタビューで「デジタルの音源は点なので、CDだと一度カセットテープに落としてから聴いている」というような事を仰っていた記憶があります。

普段ヒロトさんは殆どアナログ盤を聴いているそうです。私の耳ではおそらく、CDから落としたカセットテープの音とCDの直接の音を聴き分ける事は出来ないと思いますが、仰るニュアンスはよく分かります。アナログ盤とCDだと、音の質が違って聴こえます。それは何となく分かります。ヒロトさんはアナログ楽器が奏でるロックンロールが好きな人なので、アナログの質感が好きなのでしょう。

 

 

 

自分の音源制作でデジタル音源+打ちこみで作ると、あきらかに以前と比べて音楽自体がデジタルになってきています。それが聴きやすい方向に向かっていればよいのですが、どうもそうとも言えないところも感じられます。そこで、アコギの生音と、流れる弦の音を入れてみたという訳です。

 

 

 

あと、デジタル音は私にはキレイに聴こえすぎるので、ソフトで作り始めてからは意図的に、ノイズや、周波数を中域に特化した音を入れて、音に濁りを加えています。

 

 

 

それが成功か失敗かは、聴く人に委ねたいと思います。

 

 

 

 

 

7分33秒。

 

 

 

【2018年10月11日】新曲「『死』について思うこと」歌詞出来ました

 

 

以前は歌詞を書くのに一苦労していて、それこそ雑巾を絞るように書いていたのですが、最近は割とすぐに書けるようになってきました。逆に、書くのが楽しくなってきました。これは単純に、書きたいことが、伝えたいことがあるからです。

 

 

 

という訳で、この曲も割とすぐに出来ました。死についての率直な思いを歌ってみました。こんな事を歌って、聴いてくださる方が果たしているのかなあと、書いていてふと思いましたが、歌いたい歌を歌ってこそ、です。

歌入れがんばります。

 

 

 

【2018年11月8日】新曲3曲 〜「死について思うこと」「祝福の歌」の歌入れと「ソングトロニカ」トラックほぼ完成

 

 

 

今日は朝から深夜まで、新曲の制作に勤しんでいました。音楽を作っていると、あっという間に時が過ぎていきます。

 

 

 

まず、先月作った「死について思うこと」ですが、7分半のトラックを更に凝縮して、5分ちょっとにしました。歌詞も添削して歌ってみました。Aメロが囁くように歌うのと、Bメロがラップのように早口で歌うので、数回歌ってみて、難易度が高いと感じました。完成まではもう少し練習が必要です。

 

 

 

「祝福の歌」は、こんなに思いっきり歌った歌は久しぶりです。車内で歌ってみて、これはスタジオを借りないといけないと思いました。ストレートなメロディなので歌いやすく、すぐにでもレコーディング出来そうです。

 

 

 

「ソングトロニカ」は、エレクトロニカの音響を意識して試行錯誤しましたが、結局シンプルになり、リズムはレゲエっぽいビート、しかも大昔の「ミリタント・ビート」と呼ばれていた、ルーツ・レゲエのビートっぽくなりました。そして、長いイントロの末に歌が入る、ボウイさんの「サウンド・アンド・ヴィジョン」のような構成になりました。新しい試みです。歌詞はこれから。

せっかくレゲエっぽいビートなので、ダブっぽく、ディレイなどエフェクト処理も、もう少し行おうと思います。

 

 

 

「死について思うこと」、歌詞の最終版です。全く厭世的な曲ではありません。「死」を意識することによって、「生」は光輝きます。夜の闇が深いからこそ、朝日が眩しいのと同様に。

 

 

 

 

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死について思うこと

 

 

 

鳴いていた蝉

10日目にアスファルトの上

そっと拾い上げ

思わず田んぼに放り投げた

 

 

あんなに暑かった日々が

まるで夢のよう

今は黄金色に染まる

銀杏をみてる

 

 

※産まれた時を覚えているかい?

君の知らない大きな力の中で

息を殺して目を瞑って

君の胸の鼓動に耳澄ます

 

 

※※産まれた時は憶えてないだろ?

息が止まってしまう時もまた多分分からない

ここは仮の宿だと思えば

あなたといることがとっても愛おしい

 

そう思うこの頃

気付けば

白髪も増えたような気がする

 

 

今日の晩ごはん

冷たい肉を食べながら

さっきどこかで揺れた

地震のニュースを見てる

 

 

君は永遠に

続くと思ってるけど

この生活もいつの間にか

終わりを告げる

 

 

 

※くり返し

 

 

※※くり返し

 

 

 

 

【2018年11月15日】祝 ♨︎「祝福の歌」「死について思うこと」ひとまず完成!

 

 

 

本日歌入れとミックスダウンを行い、2曲ともひとまず完成しました。

 

 

 

祝福の歌と死についての歌、アップテンポで派手なメロディとスローで抑揚のないメロディ。思いっきりの発声とボソボソ声。両極端のような2曲ですが、自分の中では同じようなことを歌っている、同じような歌。そんな感じです。

 

 

 

ところで、その「祝福の歌」で「祝っているかい?君が産まれた日」というフレーズを歌っていました。それから「死について思うこと」で「産まれた時を憶えているかい?君の知らない大きな力の中で」というフレーズを。2曲を聴き直して、自分で書いときながら、あらためて気がつきました。

 

 

 

私は長いこと、何故誕生日を祝うのかが分かりませんでした。というか、何でわざわざ祝うんだろうと思っていました。

今となっては、私が今ここにいることが、宝クジに当たることの数万倍、数億倍、それ以上の僅かな確率であることを知っています。そして、そんな奇跡的な確率で生を受けた私が、何とかその魂を吹き込もうと四苦八苦して、偶然にも今回産まれた曲が、この2曲です。奇跡の中の、更に奇跡という感じです。

 

 

 

 

 

「祝福屋福助」より。