Diary」カテゴリーアーカイブ

【2024年1月1日】2024年大胆予想!〜 今年はポップ・ミュージックの「AI元年」になるのでは?

あけましておめでとうございます。前回は本年度の抱負を書いたのですが、今回はポップス界の予測など。

 

 

昨年はchat GTPの普及その他、いろんな分野でAIの台頭が目立った年だったように感じます。音楽制作の現場でも、アイゾトープ社のAIによるマスタリングその他の音楽制作ソフトが、私のような市井のクリエイターまで普及してきました。そして、まだナンチャッテ作曲のレベルですが、作曲をするソフトまで登場しています。

 

 

 

話はちょっと飛びます。

私のサラリーマン時代に、社内研修で「ロングテール」という概念を習いました。

 

 

ロングテール(英: long tail)とは、インターネットを用いた物品販売の手法、または概念の1つであり、販売機会の少ない商品でもアイテム数を幅広く取り揃えること、または対象となる顧客の総数を増やすことで、総体としての売上げを大きくするものである。

 

ーーウィキペディアより

 

 

 

 

 

この表を見て・読んでいただければ、ロングテールとはどんな概念かを理解して頂けるのではないかと思います。(図は総務省「情報通信白書」より)

 

 

ポップ・ミュージックも商品です。そして、この表のように2割のヒット曲が市場のマネーを動かしているのではと感じます。

この2割のヒット曲市場をターゲットに、今年ぐらいから、AIの作詞作曲及びパフォーマンスによる音楽 (商品) が、本格的に台頭してくるのではないかと。

 

 

 

また話はかわり、いち早くAIが人間を超えてしまった将棋界について。

10数年前までの将棋界では、AIはまだ弱く、プロには全く歯が立たず、それこそ「ナンチャッテ棋譜」しか残せないレベルでしたが、数年で人間と並び、今ではとっくに人間を追い抜いています。今のトップ棋士は皆、AIを使って学習している程です。

 

 

ところが面白い事に、昨年ぐらいから何人かのトップ棋士たちが、逆にAIが不利と判定して使わない戦法を敢えて使って、力将棋 (乱戦) に持ち込んで、そこで勝機を見出す、という作戦を採り入れています。つまり、AI的な将棋観からの逸脱です。(まあそんな大袈裟なものでもありませんが…)

 

 

 

強引に音楽の話に戻します。

例えAI曲がポップス市場を席巻したとしても、人間が奏でるポップ・ミュージックは、将棋の一部のトップ棋士たちがAIから離れた独自の指手を研究しているように、そのAI的な感性から結局のところ逸脱していくのではないかと。

 

 

それは、逸脱する事こそが人間の快楽で、極めて人間的な行為だからです。ロングテールの尾の先にこそ、お宝が埋もれています。

そして逸脱した曲たちを、またAIは分析して構築して新しいポップスを作って…。の繰り返しで時代が進んでいくのではないかと。

 

 

私の予想は今年中には当たらない気がしますが、まあなんだかんだ言っても、作詞作曲パフォーマンス、オールAIによる、ハイ・クォリティのJ – POP曲、早く聴いてみたいものです。

 

 

【2023年12月12日】「Dance Dance」リメイク・バージョン完成!(๑>◡<๑)

寸時を惜しんで、歌入れした「Dance Dance」をミックスダウンしていました。ミックスダウンにこんなに苦労したのは久しぶりです。そしてようやく完成しました。新曲が完成した時同様の達成感を味わえました。

 

 

この曲は、タイトルでもお分かりいただけると思いますが、ダンス・ミュージックです。とは言っても、4つ打ちのリズムではなく、オフビート (裏拍) がしっかり鳴っている、ブラック・ミュージック経由のダンス・ビートです。

 

 

 

ところで、ダンス・ミュージック、このカテゴリーだけでどんな音楽かが分かる便利なワードですが、実際のところのダンス・ミュージック (身体が自然に動く音楽) というのは、人それぞれです。

例えば私だと、若い頃流行っていたユーロビートや、数年前のEDMなど、1ミリたりとも身体は動きません (ちょっと大袈裟ですね 笑)。身体が動くのは、オフビートが強烈な、ファンクやレゲエです。

 

 

特にレゲエは、とにかく身体が揺れます。自分にとっての最高のダンス・ミュージックです。こんなに心地良い音楽はありません。だから、若い頃レゲエのレコードを買い漁っていたのでしょう。

とは言え、レゲエはごく一部のリスナーにしか聴かれていない音楽です。自分の裏使命?は、そんなレゲエのビートを密かにポップスに紛れ込ませる事でもあるのではないかと、時々思ったりします (笑)。

 

 

 

この「Dance Dance」。自曲では珍しく、自身のそんな快感原則を追求した曲です。時代のリズム/ビート感とは乖離しているので、聴いてくださる方も少ないような気もしますが、時々このような趣味的な曲も作ろうかなと、ちょっと思っています。