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【2018年11月4日】新曲「祝福の歌」出来ました 〜 業田良家「祝福屋福助」からインスピレーションを得て

ちょっと前ですが、女性のシンガーの方に書いた曲で、(仮題) としてこのブログでも取り上げた「銀河鉄道の夜」ですが、数人にそのインスト・ヴァージョンを聴いて頂いたところ、ここ数作では断トツに反応が良く、先日実家に帰った際には妹にまでよかったと言われました。それなら自分でも歌ってみようかと思い、早速歌詞を書いてみました。

 

 

最近作る曲は、遅くて淡々とした地味な感じのばかりで、それは意図してそう作っていたのですが、たまにこういう派手でノリのよい曲が出来ると、自分でも「まだこんな曲が作れるんだ」と少し安心します。そしてホッとして、また自分の好きな地味な曲に没頭してしまいます (笑)。3曲に1曲は派手な曲を心がけないと。。

 

 

歌詞も、書こうと決めたら曲同様にすぐに書けました。面白いもので、こういう苦労をしない曲の方が、得てして聴く人が喜ぶ曲になるみたいです。これは私だけではないみたいです。昔から雑誌のインタビュー記事で、ミュージシャンのそんな話をよく読んでいました。(当時は強がりか冗談だと思っていましたが、実は真実だったんですね)

 

 

「祝福の歌」は、書いている途中から、このブログでも何度かとりあげている、私の大好きな業田良家さんの「祝福屋福助」を意識しました。

「祝福屋福助」に関しては語ると長くなるので (笑)、とりあえず出版社からのコメントを紹介しておきます。興味を持たれた方は、ぜひ手にとってご覧下さい。ここにも「銀河鉄道の夜」と同じく「本当の幸せ」というキーワードが出てました。偶然かと思いますが。(そう書いていて今気がつきましたが、業田ワールドは宮沢ワールドに隣接しています)

 

 

「世の中のありとあらゆることを祝福する商売、それが祝福屋。人間の悲哀を描き、本当の幸せとは何かを問いかける、業田ワールドの傑作!」

 

 

私のこの「祝福の歌」ですが、文体というか語り口は、業田マンガに頻出する数々の作中歌の影響をモロに受けています。

という訳で、歌詞を載せておきます。歌が入ったら、トップページにアップします。

 

 

 

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祝福の歌

 

 

飛んでいるかい?

大空の鳥たち

咲いているかい?

野生の薔薇よ

 

走っているかい?

草原のライオン

泳いでいるかい?

大洋のクジラたち

 

聞こえているかい?

か弱き人間たち

笑っているかい?

愛し合ってるかい?

 

 

※丘を越えて

海越えてゆけ

世界の果てまで

祝福の歌

 

 

呑んでいるかい?

美味しいワインを

祝っているかい?

君が生まれた日

 

泣いているかい?

大粒の涙は

真珠の煌めき

全てを洗うよ

 

 

※くりかえし

 

国境超えて

言葉も超えてゆけ

世界の真ん中

祝福の歌

 

 

もし君がピアノを弾けるなら

僕は合わせて歌うから

そう、いつでもいいから呼んでほしいよ

何処にいても駆けつけるから

 

 

祈れ 祈れ

願いが叶うまで

届け 届け

あの星の彼方まで

 

踊れ 踊れ

命尽き果てるまで

眠れ 眠れ

明日を夢みて

 

 

 

 

以前アップの画像、業田良家マンガの数々。「祝福屋福助」は残念ながら漏れていました。

これらの業田本は既にリサイクル・ショップに売ってしまいました。今頃どこかの誰かが店頭で手にして購入されて、深い感動を得ているものだ、そう思いたいです。

 

【2018年9月15日】知人からの感想に思う

先日知人から私の曲を聴いた感想を頂きました。その中で、「…きっと、メロディーラインよりも、音、音を創作することに力を注いでるのかなと思いました。…」との箇所があり、なるほど、最近の自分の曲は、人によってはそういう風に聴こえるのかと、自分としては、ごく自然に作っていて、自覚がなかった事なので、とても興味深く読ませて頂きました。

 

 

その知人に返信をした際はそんな事は考えてなかったので、その辺には全く触れずに、ちょっと見当違いの返事をしてしまいましたが、そう言われてあらためて、以前作った曲と最近の曲を聴き返してみると、たしかに以前より繊細な音像に (良くも悪くも) なっています。

単純な話、ソフトで作っているからこうなるのかなあと。音は選び放題で、いくらでも凝れるので、無意識のうちにどんどん凝ったものになっていったのかなあ。

 

 

だけどもこれは善し悪しで、音の出かた、響きばかりを追いかけていると、メロディは単純な繰り返しの方が作りやすいので、だから最近作る曲はメロディアスでないのかなと思ったりしました。

あと最近自分が聴いている音楽自体、メロディアスでなく、リズムや音響を聴かせるものが多い事も一因かなあと。そんなこんなで、歌メロなんか言葉がちゃんと乗っかるように歌っていればそれでいいや、となってしまうのかなと。いろいろと考えさせられました。

 

 

だけども、そんなこんなでいろいろ考えながら作ると、あっちを立てればこっちが立たず、状態になり、煮詰まってしまうので、結論としては「何も考えずに無邪気に作る」のが一番かなあと。

楽器の前に、PCの前に座ったら、何も考えない。そして「◯◯さんに聴いてもらいたい曲を作る」(「◯◯さん」の数が多ければ多いほど、開かれた曲になる気がしますし、「◯◯さん」は、時には自分自身でもありえるかと)。

それで出来たものに関しては、善し悪しは気にしない事。

 

 

あらためて、貴重なご意見ありがとうございました。

 

 

 

 

今まで一人にしか「イイね」を言われていない程の変な曲、自曲の「焚き火」。でもこの曲は、音と言葉を作っていくのがとてもスリリングで、自分的には一番充実したレコーディングでした。

自分の満足度とリスナーの満足度は、必ずしも一致しないようです。