自分の音楽 ー 楽曲について」カテゴリーアーカイブ

【2018年12月5日】以前作った曲「ひみつの言葉」を作り直します 〜 エミネム「スタン」、ダイド「サンキュー」を聴いて

当初「ユメヒトヨ」で、久保田早紀さん「異邦人」のような、マイナー調からいきなり光が射すようなメジャー調への転調を考えていましたが、結局それはボツになりました。とはいえ自分では気に入っている展開なので、このパートを元に、新しく曲を書いてみようかと何気に考えていました。

 

 

さっきたまたま、ヒップホップのエミネムさんの曲をランダムに流していて、そのうちの「スタン」というヒット曲を聴いている時に、そう言えば、この曲で使われている (サンプリングしている) 曲は、たしか「異邦人」のような転調をする曲だったと、ふと思い出しました。

 

 

その曲は、イギリスのシンガー・ソングライター、ダイドさんの「サンキュー」という曲です。おそらく、「スタン」を気に入った方の多くは、この「サンキュー」も聴いているのではないかと思います。私もそうでした。

 

 

 

「サンキュー」は、アコースティックな構成ながらもビート感覚はR&B調の曲です。調べたら、「サンキュー」が ‘99年、「スタン」が ‘00年のリリース。ちょうど日本でもR&Bやヒップホップがメジャーシーンでも聴かれ始めていた頃です。

「スタン」は日本でもそこそこヒットしていたので、メロディを聴いたら「この曲か〜」と分かる方も多いのではないかと思います。とてもきれいなメロディの曲です。

 

 

この「サンキュー」、Aメロが「スタン」にサンプリングされているパートで、メランコリックなマイナー調のメロディなのですが、サビに入ると一転してメジャー調に転調して、パッと光が射したように聴こえます。この辺は「異邦人」っぽいのですが、「サンキュー」は、この後も最後までメジャー調のままです。

 

 

数日前の大貫妙子さんや斉藤和義さんではありませんが、十数年間聴いてないのでPCにも入ってなく、CDを探して聴き返しました。で、聴いているうちに、自曲のR&B調の曲「ひみつの言葉」で、この前作った転調パートを使えるんじゃないかと思った訳です。

 

 

 

という事で、早速リズムトラックの打ちこみを始めました。「ひみつの言葉」はとてもシンプルな曲で、シンプル過ぎる故に今一とっつきにくかったりもするのですが、少し変化を入れることによって、ポップに生まれ変わるのではないかと。「サンキュー」の数分の一でも聴きやすい曲になればいいなあと思っています。

 

 

 

 

「スタン」が入っている「ザ・マーシャル・マザーズ・LP」と、「サンキュー」が入っている「ノー・エンジェル」。

 

【2018年12月1日】次の曲も老人目線の歌になりそうです 〜 ふと聴きたくなった、斉藤和義「老人の歌」

‘96年にリリースされた、斉藤和義さんのアルバム「FIRE DOG」に、「老人の歌」という曲が収録されています。歌詞は抽象的で、いろんな解釈が可能なのですが、タイトルに「老人の歌」とついているので、人生最後のひとときの心象を歌った歌と捉えるのが一番しっくりきます。

 

 

斉藤和義さんは、当時の女友だちがライヴにも通うように行ってる程の大ファンで、CDを借りて何となく聴いていました。その中でこの「老人の歌」はすごく気に入って、この曲ばかり聴いていました。この「FIRE DOG」は、結局自分でも購入しました。

 

 

 

それなりにいつも

そこそこの日々はあるけど

体中が震える出来事は

少なくなるな

そういうもんさ 〈涙〉

 

 

これは「老人の歌」の、アコギの弾き語りによる歌い出し。この後ノイジーなロックになります。

詞の世界観とノイジーな音が、単純に気に入ったのだと思います。

 

 

この曲に限らず、私は若い頃から老人目線の入った歌が好きだったみたいです。

以前上げた、エレカシ「浮世の夢」や、この当時ブレイクしていた小沢健二さんなど、それぞれそんな老人エキスが入った歌を歌っていて、だからしっくりときて、よく聴いていたのだと思います。

 

 

 

何でこんな事を思い出して書いているかというと、最近完成した4曲中、3曲が、老人目線が入った歌だったからです。「ギター」=成長した子どもを思う歌、「ユメヒトヨ」=無常観、諦念を歌った歌。そして「死について思うこと」は、そのまんまという感じです。どの曲も、決して暗くはないのですが…。

 

 

そして、新しく出来たメロディに歌詞をつけていたのですが、これまた、そのような路線の歌になりそうです。このままいくと「老人の歌」のコンセプトで、アルバムが出来そうです。まあそれはそれで面白いかもしれません (笑)。人生、歳を重ねていろいろと諦めることも、希望を持つことと同等に大切なことだと、実は思っているからです。

 

 

 

 

今回のは、この「FIRE DOG」を十数年ぶり?に聴きながら書きました。

7曲目、ポップな「大丈夫」から、ジョン・レノン「マザー」っぽいアレンジの「桜」、フラワーカンパニーズ参加の「あの高い場所へ」、そして「老人の歌」、の流れが実にいい感じです。