自分の音楽 ー 楽曲について」カテゴリーアーカイブ

【2019年9月26日】手癖で完結しないように 〜 新しい曲想にチャレンジの意義

今度の曲は最近の数曲と異なり、あれこれと迷いながら作っています。

それには訳があります。

 

 

すぐに出来上がる曲は、大体、直感というか手癖というか、つまり考えずに作るので、速く仕上がる訳です。そしてスムーズに聴こえます。

でもそれだと、気がついたら同じパターンの曲しか作れなくなってしまいます。それは私に限らず、誰もが感じることなのではないかと。

 

 

リスナーとして感じるのは、何の疑問も持たずに、ただ自分自身の快感原則に従って奏でている音よりも、時代や、ジャンル (スタイル) や、自分の資質・思想など、考えに考えて奏でられている音の方が、よりリアルだということです。

だから昔から、耳あたりの良くない、重苦しいロックを聴き続けてきたのでしょう。現状のスタイルに満足せずにイノヴェーションをくり返すブラック・ミュージックを、聴き続けてきたのでしょう。

 

 

 

この曲に、たまたま観ていたYouTubeでの、デヴィッド・ボウイの’78年のライヴからのシンセサイザー音とオーディエンスの歓声をサンプリングで挿入してみました。

シンセのフレーズは、「ヒーローズ」収録のインスト・アンビエント曲「センス・オブ・ダウト」から。何とこの地味な曲をライヴで演っていました。

 

 

このライヴは、一枚アルバムを作ったらまた次の違うスタイルの音に。それが出来たらまた違うスタイルに。次々と革新的なアルバムをリリースしていた頃の貴重な映像です。

「ロック・スター」デヴィッド・ボウイを観に来ていたオーディエンスは、この静かで重く流れる「センス・オブ・ダウト」」を聴いて、どう感じたのでしょうか?(笑)

 

 

 

面白いのは、ガチガチにコンセプチュアルに作った「ジギー・スターダスト」や「ヤング・アメリカンズ」、「ロウ」「ヒーローズ」よりも、その直後の、そのコンセプトの名残りのような、手癖?で作ったような「アラディン・セイン」「ステイション・トゥ・ステイション」」「ロジャー」の方が、今となっては耳によく馴染むという事実です。

 

 

これは前言を覆すということではありません。

「ジギー〜」を作ったから、次に狂ったような「アラディン〜」が出来、「ヤング〜」で悪戦苦闘したからこそ、次にノイジーなホワイト・ファンク「ステイション〜」が出来たのでしょう。つまり、二枚で一枚のアルバムだと思えば、ちゃんと繋がります。紙の裏表のようです。

「アラディン〜」も「ステイション〜」も、単なる手癖や直感ではなく、コンセプトが煮詰まった終わりの終わりだからこそ生み出すことが出来たんだと思います。

 

 

 

自分の曲を、もっと深く・そして広げていくためにも、まだまだ考え抜いてチャレンジしていくことが必要だなあと。留まって、満足していてはいけないなあと。

 

 

 

 

 

「センス・オブ・ダウト」を演奏する、ボウイ・バンド。

 

【2019年9月10日】「ネット」3度目の完成!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ 〜 ネットでのコミュニケーションの可能性を考える

という訳で、ミックスダウンを終えて完成しました。もしかしたら、トラックをもう少しいじるかもしれませんが。

 

 

 

それで、このような歌を作ってから言うのも何ですが、実は人間関係はリアル (現実) が最重要なのではないかと。特に、一緒に住んでる家族や隣人、毎日顔を合わせている学校の友人や職場の同僚。

何故かというと「逃げ場のない関係」(家族)、「逃げるのに多大なストレスな関係」(学校や職場や隣人) だからです。こじれたら日々の生活が面倒になる、そんな関係。

 

 

 

その点、ネットの人間関係は、実に自分ファーストに出来ています。気が向いたらラインを送ったり、ツイッターやブログで発信したり、他人の発信をフォローしたり。気に入らなかったらブロックしたり、スルーしたり。他者を求めてサーフィンしたり。

そんな都合のいいコミュニケーション・ツールなので、圧倒的な勢いで全世界に普及したのでしょう。

 

 

私がブログを発信し始めてから、見知らぬ人からメールを頂くことが、時々あります。

大体がブログ内容に関して、稀に曲を聴いての感想などです。その一回で関係が終わってしまう人もいれば、断続的に関係が続いている方もいます。関係が長く続いている方以外、本名も顔も年齢も、何もかも知りません。でも、それでいいんだと思います。

気が向いたら関係を持ち、うっとおしかったら閉じてしまう。そんな抜き差し自由な関係が、現実場面でも必要なのではないかと感じます。

 

 

このところ問題の多い、幼児虐待・引きこもり、その他の家族間のトラブル。学校のイジメ、会社員のブラック企業…。

外と繋がっていない、閉じた関係の中だと、こじれたらどうしようもなく、行くところまで行ってしまいます。

ネットの世界は、そんな現実世界の固定化した関係から逃げ出したい人にとって、救いの蜘蛛の糸のように感じるのではないかと。

 

 

 

そんないろんな思いを詰め込んだ、異色の歌です。いろんな方々に聴いて欲しいなあと思います。

 

 

 

 

YouTubeに上がっていた動画「インターネットの仕組みとは?」から。