チバユウスケさんといえば、私にとっては、ミッシェル・ガン・エレファント。ミッシェルは、私にとって最後のロックンロール・バンドです。(くるりやレディオヘッドはロックンロール・バンドとして聴いてはいないので)
私がミッシェル・ガン・エレファントを日常的に聴いていたのは、バンドがデビューしてからの数年間のみですが、記憶にはしっかり残っています。
その記憶の一つに、当時勤めていた会社の飲み会(カラオケ)の席で、ミッシェルの「バードメン」を熱唱して、歌い終えたら場が凍りついていた、という事がありました。その時思ったのは、カラオケというのは、好きな歌を渾身の力を込めて一生懸命歌ったらダメな場所なんだな、という事です (笑)。適当に歌うくらいなら、歌いたくないなあと。(これは私がカラオケ苦手な理由です)
ミッシェル・ガン・エレファントの音楽は、特に目新しい事など演ってないのに、当時30歳を過ぎていた私の耳にも凄く新鮮に聴こえました。これは今でも何故か分かりません。
先程、訃報を観てミッシェルの音を脳内でなぞっていたら、若い頃好きだったルースターズの初期の音とシンクロしました。ルースターズの初期の音楽性を進化させたらミッシェルの音になるのでは、と思いました。
ルースターズは、ハードなロックンロールから憂いのあるニュー・ウェイヴ的な音に変化していきましたが。
ワインを呑みながら書いているので、かなりとりとめのない文章になっていますが、アルコールの好きだったチバユウスケさんの追悼という事で、許して下さい。
謹んでお悔やみ申し上げます。