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【2020年1月16日】ジョン・レノンの声、デヴィッド・ボウイの声、そして自分の声

 

 

 

昔 (‘60’sや’70’s) のロックを聴いていて時々思うことが、いまどきの音楽が昔の音質だったら、はたしてちゃんと感動出来るんだろうか?です。

 

 

 

逆に、昔のロックを今の音質、というか、その曲に合った最適の音質で鳴らしたらどうなんだろう?きっと、むっちゃ凄い曲になるんじゃないかと思うんですが。(と書いた後に冷静に考えると、もし出来ても大して変わらないような気もしてきました 笑)

だから昔のロックが良かった、と言いたいのではありません。こういう対比は、王さんとイチローさん、どっちが凄い?にも似て、結論が出る問題ではないので。歴史に「if」はありません。

 

 

そんな中で、どんな音質だろうが受ける印象が変わらない音が、私にはあります。それは「声」です。

私は声が好きになったアーティストは、大体ずっと聴き続けています。有名どころだと、デヴィッド・ボウイ、ジム・モリソン、ジョン・ライドン、バーナード・サムナー、七尾旅人、宇多田ヒカル…。

 

 

 

ジョン・レノンさんもその一人です。

私の高校時代に、ジョン・レノンさんは心なきファンによって射殺されました。当時ラジオで、ビートルズやレノンの特番がたくさん組まれて、そのおかげで?ちゃんと、ビートルズを知り、ジョンを聴きました。(それまでは、上っ面だけは知っていましたが)

 

 

私にとってジョン・レノンさんの魅力は、その声です。皮肉ですが、もしかしたら殺されてなかった出逢えてなかったかもしれません。

ビートルズ時代の「ヘルプ」「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」「ストロベリーフィールズ・フォーエヴァー」…、ソロになってからの「インスタント・カーマ」「ホールド・オン」「ホワットエヴァー・ゲット・ユー・スルー・ザ・ナイト」「ウォッチング・ザ・ホィールズ」…。

好きな曲は全て、没後の特番で聴いた後です。

 

 

 

声に善し悪し (あの人のはいい声だね〜とか) を語る人がいますが、私は全然そうは思いません。肝心なのは「その人らしい声」で歌われているかどうか、です。努力して作った伸びやかな高音など、聴きたくもありません。

デヴィッド・ボウイも宇多田ヒカルも、美声だから、ではなく、歌声でその人となりがちゃんと顕になっているから、心が動くのではないのでしょうか。

 

 

たしかに今の時代、ボーカルはピッチの調整やコンプレッサー等のエフェクト処理で、よっぽどの音痴でない限りはそれなりに聴けます。

でも、人の心を動かす声は、そんな小細工とは無縁なところで鳴っています。デヴィッド・ボウイさんの音程は、ライヴだけでなくCDでも外しまくっていますが、それが実にいい感じに聴こえます。

そして更に思うに、自分の声はどうなんだろう?と。音程とかの意味ではなく、ちゃんと歌えているのかなあと。

 

 

 

今年はジョン・レノンさん生誕80年、没後40年、だそうです。亡くなった時程では当然ないと思いますが、それなりに盛り上がりそうな気がします。私と同じように、興味のなかった人も、ある日偶然に歌声を聴いて、ちゃんと聴いてみようかと思う人が増えるといいなあと思います。

 

 

 

参考記事:【2018年8月1日】過去の記事から 〜「デヴィッド・ボウイの音源は、なぜ音程が外れているのか?」を考える

↓こちらから読めます。

 

http://musiclub.link/diary/3311

 

 

 

私の楽曲はこちらから。

 

 

 

【2019年12月30日】プリンス「オリジナルズ」に思う 〜 自曲をリミックスしていての雑感

サウンドクラウドに上げる為、割と時系列に沿って過去曲をミックスし直しています。

「人生最後の日」完成してから手掛けているのは「2019年のサマータイム・ブルース」「カーニバル」「エリザベート・ワルツ」です。

 

 

そのうち「サマータイム〜」は、最近上げた数曲同様、上手くリミックス出来そうなのですが、あとの2曲が、今聴き直すとどうもしっくりきません。他人が作った曲のカラオケを歌っているように聴こえます。(←言い過ぎかな。。)

曲自体はそんなに悪くはないと思うんですが。。

 

 

思ったのは、この2曲は他人に、もっと言えば、女性の方に歌ってもらったらしっくりくるんじゃないかということです。何故かと言うのが、何とも説明し難いんですが、そんな曲に聴こえます。

 

 

 

 

今年リリースされたプリンスさんのアルバム「オリジナルズ」は、他人に提供した楽曲を歌ったセルフ・カバー・アルバムです。正確にはセルフ・カバーではなく、他アーティストに渡したデモ・ヴァージョンです。この曲はこんな風に歌ってくれ、という感じのトラックなのでしょう。

全然デモのクォリティーではなく、ちゃんと完成されてるのが凄いんですが。

 

 

このアルバムは良心的?に、全曲YouTubeで視聴可能です。

いつも思いますが、死んだ人の未発表曲は、発表するなら無料で開放すべきだと。もしくは、リリースに際して掛かるお金をペイ出来る分だけ戴く、とか。

だって、売れたお金って、作った本人には当然ですが1円も届かないんですよ (笑)。どこにいってるんだろ?(笑)。しかも本人の意思で、発表したくない曲まで世間に出て。中間搾取もいいとこだと思います。

 

 

聴いて思ったのは、それぞれの曲が、本人ではなく他人が歌うことによって輝いて聴こえるということです。特に、バングルスが歌った「マニック・マンデイ」。’80’s の大ヒット曲です。

ごく普通の女の子たち (バングルス) が歌ったから、この曲の良さが出ている、そんな気がしました。プリンス・ヴァージョンよりも、下手なバングルス・ヴァージョンの方がしっくりきました。

 

 

 

 

去年・今年と、敢えて一人で試行錯誤して曲作りを行ってきました。

私は無人島で一人にされても全然困らないくらいの、一人でいるのを苦にしない (むしろ楽しめる) 人なんですが、創作に関して、そろそろ自分一人ではなく他人が必要なのかなあと思い始めています。

シンガーとしての私には歌えない曲を、他人に歌ってもらったり、ギタリスト、キーボーディストとして弾けない曲を、他人に弾いてもらったり。

 

 

歌えない・弾けない、はテクニックの問題ではありません。別のペルソナが必要なんじゃないかなということです。来年は活動を広げて、他人と交わっていきたいなあと。「カーニバル」「エリザベート・ワルツ」も、他人にお任せするのもいいかなあと。

 

 

 

 

 

「マニック・マンデイ」のPVより。