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【2023年3月20日】「Rio」(仮) トラック制作進みました 〜 アフロビートっぽいアレンジを試しています

「歌」方はひとまず置いといて、「Rio」(仮) の方を進めています。今までになくホーン・セクションを大々的にフィーチャーしました。これにより、曲のダイナミズムが大幅にアップしました。作った当初はボサノヴァっぽい雰囲気でしたが、曲はアレンジで大きく変わるものです。

 

 

ホーン・セクションのアレンジは、フェラ・クティという、アフロビートのミュージシャンの楽曲を参考にしました。このアフロビート、’80年代のワールド・ミュージック・ブームで世界中の音楽ファンに聴かれるようになりました。私は音楽評論家の中村とうようさん、渋谷陽一さん、のお二人からその存在を知りました。

 

 

 

ブラック・ミュージックというのは実に洗練された音楽で、日本人や欧米の白人が奏でる音楽の、遥か未来で鳴っていると、個人的には感じます。リズムはもちろんですが、メロディもアレンジもそうです。私の楽曲も、随分影響を受けています。

アフロビートは、そんなブラック・ミュージックの、ある意味で最先端のスタイルではないかと、これまた個人的に感じます。

 

 

「音楽は個々人の好みだから優劣はない」的な論調が、昔からあります。それはそれで正しいので、各々好きな音楽を聴いていればいいのですが、私はそうとも言い切れません。

若い頃にファンクやアフロビートやレゲエ (ダブ) を聴いた時の衝撃は、未だに忘れる事が出来ません。本当に良い音楽は、個々人の好みを超えて刺さってくるのではないかと。久しぶりにアフロビート曲をYouTubeで聴きながら思いました。

 

 

 

 

そのフェラ・クティ「ウォーター・ノー・ゲット・エネミー」を聴きながら。’75年リリースですが、全く古びていません。

 

 

【2023年2月4日】「ハレルヤ」トラック更新しました 〜 「マーキームーン」のギターをサンプリングしました

歌を入れたトラックを聴いていたら、足りない音があったのに気付いて、少し音を入れました。その、入れた音の中には、数日前に訃報のあったトム・ヴァーレインさん率いるテレヴィジョンの名曲「マーキームーン」からサンプリングしたギター音もあります。

 

 

彼のギターは、敢えてディストーションで歪ませない生々しい音で鳴っています。ロック・ギター=歪ませる、の概念を覆しています。歪ませないからといってクリーンで伸びやかな音色ではなく、剥き出しの鉄線が振動している、そんな音です。緊張感が半端ありません。

 

 

「マーキームーン」の長いアウトロから一部をサンプリングしたギターを、自曲「ハレルヤ」のコーダに入れてみたところ、ジグソーパズルの最後の一片がハマったように曲が完成した気がしました。マイ・ヒーローたちへのレクイエムのようなこの曲にピッタリではないかと思いました。

完成までもう少しです。