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【2023年9月5日】民族音楽のインストア・ライブ観てきました

近くのイオンモールで、エクアドル出身のアーティスト、セサル・マイグアさんのインストア・ライブを観てきました。セサル・マイグアさんは、簡単なオケをバックに数々の生楽器を一人で演奏してアンデスの民族音楽を奏でる、というアーティストです。

 

 

実は別段期待もせずに何気なく行ったのですが、奏でられたアンデスの生楽器音に結構な衝撃を受けました。普段から電気的な音楽ばかりに触れている耳が、キレイな井戸水で洗浄された、そんな気分になりました。

 

 

生楽器の音は、電子楽器や電気を通したギター (つまりエレキ・ギターやベース) よりも、レンジが広く、不安定に揺らいでいます。つまり、自然界の音に近い訳です。まさか人工物件の極地のようなイオンモールで、こんな素敵な生楽器の音が聴けるとは、夢にも思っていませんでした。

 

 

CDも販売していましたが、多分CDの音はアコギのCD音のように、もう自然音では無くなっているんだろうなあと、購入するのは止めました。

もし、またインストア・ライブでいらっしゃったら、その時も是非足を運びたいです。

 

 

 

 

⤴︎ フライヤーです。

 

 

【2023年6月24日】祝!冥丁「怪談」CDリリース!〜 愛聴音源がCDとしてリリースされます

 

 

 

音源サイト「Bandcamp」で密かに愛聴していた冥丁「怪談」が、何とCD及びアナログ盤としてリリースされます。ちょっとビックリ。これは嬉しいニュースです。音楽タブのニュースとは言え、Yahoo!のトップは凄いです。

 

 

この「怪談」、ぱっと見はキワモノっぽいんですが、音は極めて良質なエクスペリメンタル・ミュージックです。

エクスペリメンタル・ミュージックと言うと、フリーダムでノイジーで聴きにくい音を連想するかもしれませんが、この「怪談」は、そんな音とは一線を画す音です。ひと口で言うと、今どきのローファイ・ヒップホップから、ビートを抜いてノイズのみを抽出したような、鼓膜にベタッと貼り付くような音像、です。(←上手く言えないので、分かる人しか分からないような…)

 

 

私も最近の自身の楽曲に、これと似たようなノイズや昔のAMラジオのような音像を頻繁に使っています。いま制作している「紙を切る少女」も、そうです。

ホワイトノイズや、昔のAMラジオのような周波数が中域のみ鳴っている音には、前回上げた「f/1ゆらぎ」を感じます。ずっと聴いていても耳が疲れず、実に気持ちいいものです。

 

 

この「怪談」の音像も実に気持ちがよく、昔の日本の怪談の薄気味悪さと絶妙にマッチしています。こういう音楽が世界的にも聴かれているというのは嬉しい事です。