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【2023年10月11日】エレクトロニカ楽曲に歌を乗せることになりました。

時々やり取りをしていたエレクトロニカのクリエイターTさんの楽曲に、歌を乗せる事になりました。歌メロと歌詞は私のオリジナル (の予定) です。元楽曲 (つまりオケというかインスト・バージョン) は既に出来上がっています。

 

 

古い話になりますが、坂本龍一さん「戦メリ」に、デヴィッド・シルヴィアンさんの歌とメロディが乗って「フォービドゥン・カラーズ」という別の曲に生まれ変わった、ような、化学反応が起きるといいなあと、呑気に思っています。(もちろん、努力無くして化学反応は起きません)

 

 

 

エレクトロニカは、’90年代後半〜’00年代にかけて一部の音楽好きに熱狂的に聴かれた音楽スタイルです。私もその一部に含まれていました。

どんな音楽かを説明する為にウィキペディアを引用しようかと観たのですが、今一つ分かりにくかったので、私の独断と偏見で、私が聴いてきたエレクトロニカを定義するとーー。

 

 

「PC内で生まれた ・或いはPC内を通過した音の、主にその質感だけを聴かせる音楽」ではないかと。つまり、リズム・メロディ・ハーモニーの、音楽の三要素から逸脱した音楽です。

音の質感だけを聴かせる音楽は、ギターノイズや環境ノイズ、レゲエのダブ等、かなり昔からありましたが「PCで生まれた」というところがポイントです。つまり、人為的に鳴らされた音です。通過した、というのは、生楽器音のエレクトロニカも存在するからです。

 

 

そしてエレクトロニカは、当時、聴くといい意味でロック垢が溜まっていた耳が洗われるような気がしました。こういう感覚はダブを聴いた時以来の体験でした。ダブも当時は耳から鱗が数枚剥がれ落ちたものです。

 

 

 

ところで私がエレクトロニカに夢中になったのは、以前にも書きましたが、レディオヘッド「KID A」(‘00年) を聴いてからです。このアルバムと、当時のメンバーのインタビュー記事「ロックはゴミだ」「エレクトロニカばかり聴いてる」(←ウロ憶えなので、違ってたらごめんなさい) 等の発言からです。でも「KID A」は、電子音満載でも紛れもなくロックで、そこが面白いところです。

 

 

そんなエレクトロニカに歌を乗せるという行為は、つまり質感を聴かせる音に「意味を付ける」という行為です。下手したら、元の楽曲が台無しになるおそれもあるので、いつもよりも慎重に取り組みたいと考えています。

 

 

 

 

エレクトロニカのCD。

 

【2023年9月5日】民族音楽のインストア・ライブ観てきました

近くのイオンモールで、エクアドル出身のアーティスト、セサル・マイグアさんのインストア・ライブを観てきました。セサル・マイグアさんは、簡単なオケをバックに数々の生楽器を一人で演奏してアンデスの民族音楽を奏でる、というアーティストです。

 

 

実は別段期待もせずに何気なく行ったのですが、奏でられたアンデスの生楽器音に結構な衝撃を受けました。普段から電気的な音楽ばかりに触れている耳が、キレイな井戸水で洗浄された、そんな気分になりました。

 

 

生楽器の音は、電子楽器や電気を通したギター (つまりエレキ・ギターやベース) よりも、レンジが広く、不安定に揺らいでいます。つまり、自然界の音に近い訳です。まさか人工物件の極地のようなイオンモールで、こんな素敵な生楽器の音が聴けるとは、夢にも思っていませんでした。

 

 

CDも販売していましたが、多分CDの音はアコギのCD音のように、もう自然音では無くなっているんだろうなあと、購入するのは止めました。

もし、またインストア・ライブでいらっしゃったら、その時も是非足を運びたいです。

 

 

 

 

⤴︎ フライヤーです。