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【2023年2月28日】「ミュージック・ライフ」永久保存版に思う

 

 

 

「ミュージック・ライフ」は、私が初めて購入した音楽雑誌です。中学生の頃です。同じクラスの女子に見せてもらって、その雑誌の事を知りました。好きなクイーンが大々的に載っていました。

私に限らず、当時の近い世代のロック好きの少年少女は、絶対にこの「ミュージック・ライフ」は目を通した事があるんじゃないかと。そのぐらいメジャーな雑誌でした。

 

 

私が読んでた当時は水上はる子さんと東郷かおる子さんが編集長でした。今思うに、お二人ともミーハー・ロック少女のなれの果て、といったオーラを放っていたように思います。調べたら、その前は星加ルミ子さんという、これまた強力なロックにかぶれた?女性でした。

 

 

しばらくして私は「ロッキング・オン」「ドール」「ミュージック・マガジン」… といった理屈っぽい男性的なロック雑誌の方に興味が移ってしまい、「ミュージック・ライフ」から、いわゆる「卒業」してしまいました。

 

 

 

しかし今思うに、ロック雑誌の在り方として正しい?のは、理屈っぽい「ロッキング・オン」「ミュージック・マガジン」ではなく、ミーハーな「ミュージック・ライフ」の方ではないかと。オンナ・コドモを熱狂させる事にこそ、ロックの真実があるのではと思います。そこには、オトコの理屈を吹き飛ばす強烈なパワーがあります。

 

 

【2023年2月20日】松本零士死去

 

 

 

当ブログで何度も書いていますが、少年時代、私は大の松本零士フリークでした。まだ小学生の頃、お小遣いでレコードを買うようになる前は、せっせとマンガを買っていました。その半分くらい?1/3くらい?は、松本零士さんの著書でした。

 

 

松本マンガには、大袈裟ではなく人生に於ける大切なことが全て詰まっています。その中でも、全作品に通底する無常感と、その無常感に裏打ちされたロマンティシズムは、松本マンガならではの世界です。

残念ながら、手元には既に一冊も残っていませんが、目を閉じて思い出すと数々のシーンが浮かびます。

 

 

訃報を知って正直、悲しい気持ちよりも、ああ星に還られたんだという安堵感に近い感情が湧きました。手塚治虫さんの著書同様、永遠に読み継がれるべき漫画家です。謹んでお悔やみ申し上げます。