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【2024年2月18日】映画プロデューサー叶井俊太郎死去

 

 

 

癌闘病されていた叶井俊太郎さんがお亡くなりになりました。私が彼を知ったのは、癌闘病しながらの「未練はないんで早く死にたい」等の発言からです。彼の、ご自身の病との、余命との向き合い方や死生観は、私に限らず多くの人たちに影響を与えたのではないかと思います。

 

 

数日前に上げた「ある革命家の死」の歌詞について、私はこう書いています。

 

 

学校から逃げ・家庭から逃げ・仕事から逃げ・人間関係から逃げ…。そんな私と彼との大きな違いは、当局から逃げているか・いないか、これぐらいではないかなと、正直思います。

ネットに上がっている記事を逐一読んで、かのポスターを見ると、「お前はどうなんだ?」と詰問されている気分になりました。

 

 

叶井俊太郎さんの言葉に触れる度に、同じく「お前 (自分) はどうなんだ?ちゃんと生死に向き合って生きているのか?」と思う自分がいます。

闘病生活、本当にお疲れ様でした。謹んでお悔やみ申し上げます。

 

 

【2024年1月30日】桐島聡容疑者のニュースに思う

指名手配中の桐島聡容疑者らしき人物が、病院で名前を明かして逝ってしまったというニュースが流れました。この人の顔と名前は、私ぐらいの世代、いやもう少し下の世代?ぐらいまでは、知らない人はいないだろうと思われます。

子どもの頃、親と行った銭湯で、駅で、バス停で、落とし物を届けに行った交番で。至る所に指名手配のポスターが貼ってあったからです。

 

 

そのポスターの写真は、横分けのサラサラした長髪や、知的な眼鏡、白い歯がキラリと光る人懐っこそうな笑顔…等、とても企業爆破等の凶悪犯罪を犯した人には見えなかった事を記憶しています。

そして、当時は大人に見えたその人ですが、ニュースで享年70歳と知り、自分とたった10歳しか違わなかったんだ、と今更ながら驚いています。

 

 

このニュースに思うところが多い人は凄くたくさんいらっしゃるようで、ヤフコメ欄もいろんな意見が飛び交っていました。

私もいろいろと思うところがありました。その中で一つ、間違いなく言えるのは、人生は勝ちもなければ負けもない、という事です。その人の人生は、その人しか体験していません。側からみてどんなにハードな人生でも、あるいはどんなに恵まれた人生でも、それはイコール、不幸せや幸せ、ではないという事です。

 

 

桐島聡容疑者はどんな思いで50年間逃げ続けたのかは、本人が逝ってしまった以上、全て憶測でしかありません。彼の人生に少なからず興味を持った私は、只々、彼の人生に自分の人生を重ねて思いを巡らせるだけです。