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【2022年10月19日】配信アルバム「光る石」の手作りのジャケットを考えています

今回のアルバムは配信のみですが、親しい人に、CDRを焼いてそれを手作りジャケットに包んでお渡し出来ないかなと考えています。考えているだけで、具体案は全くありません。

 

 

実際、今CDというメディアは絶滅危惧種です。かつてのMDやフロッピーディスク同様、近い将来無くなるような気がします。

音楽は単なる空気の振動です。なので、レコード盤だろうが電波だろうが、ダウンロードだろうがサブスクだろうが、基本的に同じの筈です。でも私は、物質として手ごたえがある、レコードやCDが好きです。ジャケットを手に取って、アルバムを聴いていると、アーティストの魂の声が聴こえるような気がするからです (笑)。

昨日ブログ記事に上げた坂本龍一さんのレコードも、久しぶりにジャケットを手に持って聴き入っていました。

 

 

という訳で今回は私のお気に入りの、通常盤とはひと味違った変形ジャケットを幾つか紹介します。ジャケットを手にして耳を傾けると、まるでアーティストの私信のように聴こえます。

 

 

 

フリム「ポラ・ミュージック」

 

 

 

 

…レコーディングスタジオを一切使わず、彼自身が、自宅と、そこから歩いていける範囲で録音した、まさに生活そのもののスケッチのようなレコーディング集。

 

元々は個人的なプレゼントの為の音源で、リリースされるものではなかったが…

 

 

フリムさんは、ドイツのエレクトロニカのアーティスト。上記はCDの帯より引用。3枚開きジャケットの写真は全てフリムさん本人が自宅近辺で撮ったものです。ジャケットも音源も、どちらもまさに「手作りの音楽」です。

 

 

 

小沢健二「流動体について」その他

 

 

 

 

復帰第1作のシングル。まさにファンに向けての私信のような、手作り感一杯の大型ジャケット。写真は本人が息子さんを撮ったもの。

このシングルから数作続けて、大判の変形ジャケットが続きます。次作「フクロウの声が聞こえる」は、松本大洋さんのイラスト。「アルペジオ」は、形自体がギザギザした超変形ジャケット。どれも最高です。

 

 

 

くるり「THE PIER」

 

 

 

 

くるりの11枚目のアルバム。とってもキレイな写真なので、このマットな紙質とふた回り以上の大きさはとても嬉しい。海や旅がテーマの曲が多く、見開きのジャケットを手にして聴くと、更にトリップ出来ます。

下に敷いてあるのは、音楽評論家・田中宗一郎さんの、裏表ぎっしり文字で埋まったライナーノーツ。ここでも愛を感じます。

 

 

【2019年1月25日】ブログ記事の整頓を行っていて思ったことあれこれ 〜 プラスに考えるとプラスに転じます

ブログのアーカイブの見直しの為に、過去記事を読んでいたのですが、ちょうど去年の今頃、大雪が降り積もっています。ブログ文よりも画像を見て記憶が蘇ってきました。仕事も休みになり、スーパーやコンビニ食材も少なくなっていて、当然車にも乗れず、非常事態とはまさにあのような出来事を言うのでしょう。

私を含めて人は愚かな生物なので、何が起こっても「忘れて」しまいます。まあ忘れることが出来るからこそ、日々普通に生きていけるんだと思います。

 

 

そんな忘却の繰り返しの日々で、忘れたくないのが「よかったこと」です。

自分の過去記事を読み直していて感じたのは、そんな「よかったこと」(曲が生まれたり、何かに感動したり、他者との出会いであったり…) ばかりが書いてあることです。ほんとに些細なことばかりなのですが。そしてそれを読むと、その日あったことが少なからず蘇ってきます。

 

 

 

ブログ開始時、自分内ルールを数点設けたのですが、その中で自分内で一番重要だったのは「プラスに感じた事を書く」です。このルールは、マイナスの事象を扱ってもプラスになるように考える訓練にもなりました。

 

 

とまあ、そうは思っていても、人は時として無自覚に人を差別したり貶めたりします。私の記事も、知らず知らずのうちにそうなっている可能性はあります。言葉を発する人誰もがそんな可能性があるので、つまりは「どこまで許せるか」という、それを読むその人その人の人格の問題にもなってくるのではないかと思います。

 

 

先日のテニスの大坂選手のアニメ顔の白黒問題にしても、あのアニメ制作スタッフには悪気は全然なかったと思います。そして周りがとやかく言う問題でもありません。あれが本人が許さない人だったらどうなっていたのでしょうか?「許す」心は大事だなあと、大坂さんのコメントを読んで感じました。

 

 

 

前年の大雪時に書いた記事です。(↓ クリックで読めます)

 

非常事態は時として、人と人との距離を縮める

 

 

(2018 2/8)

 

 

日々ブログを書いていなかったら、大雪を前にしてただあたふたしてしまい、こんな事考えもしなかったと思います。

 

 

もしかしたらこれから大雪になるかもしれませんし、災害に限らず、いろんなことが自分の身に降りかかってくると思います。そんな時こそ「いいこと」を思い出して、いいように捉えて、何とか乗りきれるように、些細なプラスにして書き留めておきたい、そう思います。