ロトカ・ヴォルテラ方程式とは、生物の捕食者と被食者の関係による個体数の変動の仕組みを表した方程式です。
① ウサギが増えると、それを狙った鷹が増える
② 鷹が増えすぎるとウサギが減って足りなくなり、今度は鷹も減ってしまう。
③ 鷹が減ると、またウサギが増える
…の繰り返しが、数式化されています。昔、何かの本で読んだ事がありました。
もちろん、鷹やウサギの一匹一匹は、そんなことを考える (?) までもなく、ベストを尽くして生存競争に身を置いているのですが、長期的に見ると、一定周期で変動を繰り返しながら、キレイなグラフを描いて、個体数が維持されています。まるで、誰かが考えて操作しているかのように。
もしかしたら、定期で起こっている人類の「戦争」も、当の人間の意志で行われるのではなく、生物の本能が働いての、個体数の調整を行う行為なのかもしれませんね。
(戦争だけでなく、先進国の子どもの数が激減しているのも、そうなのかも)
そして、そんな「神の意志」に抗って乗り越えていくのが、知性をもった動物である、人類なのではないかと思います。
人類の叡智に期待して、戦争 (=殺し合い) がなくなることを、心より思います。