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【2017年10月31日】ジャケがイイ!第5回 〜 ナンバー0「クロマ」

長年アルバムやCDを買い続けていると、ジャケットだけでどんなジャンルの音楽か大体分かるようになってきます。美意識がジャンルごとに異なっているからです。そしてデザインの優れたジャケット程、音が分かりやすく表現されています。

 

 

そしてそのような美意識はジャケットに限らず、そのアーティストやオーディエンスのファッションや、下手したらライフ・スタイルにも現れます。
私の若い頃だと、ヘヴィ・メタのディープなファンは、長髪にドクロや尖った系統のシルバー・アクセ。同じくパンクスだと、破れたジーンズにツンツン・ヘア、とか。
たかだか音楽ですが、人に与える影響は大きいものだという事です。

 

 

今回購入の、ナンバー0「クロマ」、バンド名、アルバム・タイトル、そしてぼんやりとした色彩の抽象画のジャケットを見た瞬間に、これは絶対にポスト・パンクかエレクトロニカだと確信しました。聴いたらその通りでした。

 

 

聴きながらネット検索すると、既に解散した日本のバンドで、2010年リリースされたアルバムでした。レーベルは「ラリー」という、何と地元金沢のインディ・レーベルでした。購入時は気が付きませんでした。このレーベルのアルバムは数枚購入していますが、どれも高クォリティーです。
金沢の中心街である、片町〜香林坊の裏の、川沿いの裏通りをちょっと歩いたところに、このレーベルのCDを売っている服屋さんがあり、持っているCDは、数年前そこで購入したものです。(服屋さんのオーナーがレーベルのオーナー)

 

 

先月観た映画「ブランカとギター弾き」(ブログでも記事をアップ) も、香林坊109のシネモンドという映画館でした。この109も、シネモンド以外、ほとんどのお店が変わっていましたが、その服屋さんの通りもかなり変わっていそうです。

 

 

この通りには食べもの屋や呑み屋も多く、平日でもいつも賑わっていました。知人と一緒に数回お邪魔した呑み屋さん、今もやっているんでしょうか。気になります。
街も人と同じく、どんどん変化していきます。まるで生物のようですね。そのうち散策に行きたいと思いました。
そんな事を考えながら、「クロマ」の音に浸っています。

 

 

【2017年10月30日】昔と今の横並び現象

前回の「文化の継承」を書いていて思った事です。

 

 
ロックの世界で、数年前に17歳でデビュー、そのアルバムがいきなりヒット・チャートの1位になり、一躍ロック・ファンの間で注目された人がいます。イギリスのシンガー・ソングライター、ジェイク・バグです。1994年生まれなので、まだ23歳です。

 

 

この人の音楽ですが、聞いてビックリ。大昔のフォーク・ロックのスタイル、そのまんまなんです。そして歌声やコブシ回し、ギターなど、ボブ・ディランの影響が大。そして曲がすごく良いです。
こういう音楽が、今の時代にチャートのトップになるというところが、面白いなあと思いました。

 

 

そう言えばレニー・クラヴィッツがデビューした時も、同じように思ったものです。調べたら1989年でした。ヒップホップやマンチェスター・サウンド全盛時に、自身のルーツである’60年代後半〜’70年代ロックのサウンドを堂々と鳴らしていました。そして曲がいい。
当時は、これってどうなん?ちょっと卑怯?と思いつつも、ロック・ファンのツボを押さえた気持ちの良いサウンドで、CDも買ってなく気分では否定しながらも、いくつかの曲は今でもメロディを覚えています。つまり、聴いてたんですね (笑)。今調べたらレニーと私は同じ歳でした。

 

 

私は新しい音楽には疎いのですが、それでもヒット・チャートにいきなり現れた新人の音などは、ネットやCDショップでよく視聴します。ジェイク・バグもそのクチでしたが、実際イギリスでは、懐かしがるご年配の方よりもワカモノにも受けているそうです。

 

 

全ての音楽がネットを通じて横並びで聴けるこの情報化時代、こういうフォーク・ロックに限らず、今、音楽のスタイルは、古臭いとか時代云々で語られるものではなくなっている気がしました。
昔の音楽も今の音楽も、伝統芸能的スタイルの音楽も最先端のテクノロジーを駆使した音楽も、リスナーには同じ今の地点で鳴っている時代なんだなあと。

 

 

書きながら思いましたが、自分だって昔のロックやレゲエを聴きながらも、R&Bやヒップホップも聴き、エレクトロニカを聴きつつJ−POPも聴いています。
ジェイク・バグのヒットは、まさしくそんな時代の賜物でもあるかと思います。

 

 

ジェイク・バグのファースト・アルバムです。ジャケットやヘア・スタイルまで昔風 (笑)。