月別アーカイブ: 2017年11月

【2017年11月26日】今流行っているモノは?

前回に続いて、音楽以外の話。

 

 

 

ワカモノの「モノ離れ」が著しい近年、「モノ」を提供する雑貨屋などは、売れる商品を探すのに四苦八苦しています。
それでも、デジタル化・フリー (無料) 化が進む、CD・DVDなどのコンテンツ産業に比べれば、全然大したことはないと思いますが。

 

 

そんな中で、密かに人気なのが「スマイル」グッズ。
それこそ私が子どもの頃からある、あのデザインなのですが、何故か一定周期で盛り上がります。そしてその何周目かのピークが今年だった訳です。

 

 

そういえば、SNSの顔文字やスタンプでも、1番人気は、圧倒的にスマイル (とそのアレンジ) だそうです。これは数年前になにかの雑誌で読みました。どうやって調べたのかはよく分かりませんが、確かに体感として納得です。

 

 

 

子どもの頃、ドラマで石立鉄男と大原麗子がメイン・キャストのドラマがありました。多分ドラマ好きな母親の趣味で毎週観ていたと思いますが、これが結構面白く、私も子ども心に毎週楽しみにしていました。

 

 

いつものように家族で観ていたある週、一緒に観ていた父が、「こんな喧嘩ばっかりしているドラマは面白くない」的な事を言い出し (多分酔っていた 笑)、結局チャンネルを変えられました。
確かに、ドラマで二人はしょっ中口喧嘩していましたが、子ども心にも、それはお互い好きだったからこその喧嘩だというのが見え見えだったんですが…。大人げないなあと、その時思いました (笑)。
多分父は、単純に人がいがみ合っている姿が嫌だったのだと思います。

 

 

気になって調べました。多分これです。

 

 

雑居時代 (ざっきょじだい) は、1973年10月~1974年3月に、日本テレビ系列で放送された全26話のホームドラマ。(ウィキペディアより)

 

 

 

ちょうどその頃スマイル・グッズが流行っていて、友だちの誕生会のプレゼントにスマイルのマグカップを用意したら、他の子と被った、なんて事もありました。
このドラマも、最終回は多分笑顔で終わったと思います。憶えていませんが。

 
今になってスマイル・グッズがなんて思いますが、「笑顔」はいつの時代でも最高のプレゼントなのでしょう。

 

 

 

某雑貨屋の売場から。

 

【2017年11月25日】倫敦屋酒場の話

 

 

今朝25日の北國新聞から。
倫敦屋酒場は、金沢の夜の繁華街である片町の裏通りにあるバー。ギネス・ビールとウィスキーと、裏でシメたての鳥のフライドチキン (マスターの定番ギャグ) が絶品なお店です。
たまたまお昼に定食屋で新聞を読んでいたら、新刊紹介でマスターの著書が紹介されていました。

 

 

 

 

倫敦屋酒場には、若い頃に友人と行ってからすっかり気に入って、数ヶ月に一回のペースではありますが、一人で街に呑みに出掛けた際には、よく足を運んでいました。
ここ10年程すっかり片町への足も遠のき、ブログにも上げた、柿の木畠 (片町近くの、これまたいろんなお店があるスポット) の小さなライブ・スペースで行われたギタリストの高橋ピエールさんのライブの帰りに立ち寄ったのが最後です。既に4〜5年程前になるでしょうか。

 

 

若い頃この倫敦屋酒場で、私はウィスキーというお酒はこんなに美味しいものなんだという事を知りました。それまでは悪酔いするイメージしかなかったのですが。

今では外に呑みに出るとビールと日本酒ですが、若い頃は、このお店でウィスキーを呑みすぎて、記憶がなくなった事もある位です。あまりにも美味しくて、ペースが速くなるんです。

 

 

その、1番最近 (4〜5年程前) 行った時にマスターが話されていて、印象に残っているのが「店は増えなくていい。300年も400年も続くようにしたい。」というような内容の話です。ご自分の仕事を、事業ではなく文化と見做しているんだなあと、酔った頭で感心した覚えがあります。
他にも呑みに行く度に、いろいろと面白いお話を聞いたり、私も酔いに任せて勝手な事を喋ったりしましたが、何にも覚えていません (笑)。お酒はある意味、忘れるため・リセットするために呑むものなので、忘れたなら忘れたでよいかと。

 

 

 

 

このお店で、一期一会になってしまった人たちも数多くいらっしゃいます。あの時隣で呑んでいたあの人は、今どうしているんだろうとか、これを書きながらちょっと思いました。
何はともあれ、マスターがお元気で、こうしてまた本を上梓された事、密かにお祝い致します。(自宅で「山崎」を舐めながら)

 

 

 

部屋の明かりを落として、ミキシング・コンソール上の山崎。