大江千里さんと言えば、大学に通いながらシティ・ポップを歌い、大ヒットを飛ばしたというバックボーンから「男ユーミン」と呼ばれて、私の若い頃、大人気があったシンガー・ソングライターです。
今はジャズ・ピアニストとして、ニューヨークで活動しているみたいです。この記事を読んで初めて知りました。
記事のテーマは「ライフ・シフト」。小室哲哉さんの引退会見を受けてのインタビューで、小室さんについてもページを割いて語っておられます。交友関係があったみたいですね。大江さんは57歳、小室さんは59歳。大江さんも小室さん同様、多くのシンガーやアイドルたちに楽曲を提供されていました。
当時私はロックばかり聴いていて、大江千里さんの音楽には全く興味がなく、てっきり売れなくなってフェイドアウトしていったのかと思っていたのですが、シンガー・ソングライター時代から、次の生き方を模索されていたようです。ニューヨークのジャズ・スクールにまで通われていたそうです。チャレンジャーですね。
人間誰しも、成功や安定してしまうとそれを守ることに尽力するようになり、本当にやりたいことが出てきてもチャレンジもしなくなったり、働いて・食べて・寝ての日々の生活に疲弊して、それが全てとなり、やりたいことすらなくなってしまいます。
そんな、日々に流されているという意味ではなく、今の生活に心の底から満足している人なら、私はそれで充分だと思いますが。
小学生の頃、「将来の希望」という作文を書かされたことが、誰でも一度はあるかと思います。今でも憶えていますが、私は「画家になって全国を自由気儘に放浪してみたい」的なことを書いたのですが、何かの拍子でクラスのみんなに読まれることになって、誕生日には何人もの友人から絵の具を頂いたことがあります。しばらくは絵の具を買わずに済みました。(笑)
今は絵を描きたい気持ちは全くありませんが、もし当時の気持ちがまだ残っていたなら、50代の今なら、できる範囲で実行に移しているかもしれません。
大江さんの生き方と小室さんの生き方は、出発点は似ていながらも、対照的な人生を歩んでこられたと感じました。どちらがいいといかいう問題ではありません。結果はどうなろうと、本人が後悔しないというのが一番ではないかという気がします。
6ページもある、長いインタビュー記事でした。いろいろと考えさせられました。
YouTubeにいろんな曲がアップされていたので、今更という感じですが、片っ端から聴いてみました。
その中でも、この曲「rain」は気に入ったので画像載せます。