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【2018年6月29日】前回の続き 〜「威風堂々」の秘密が解けました

前回の続き。「威風堂々」例のメロディ箇所を調べた結果です。

 

 

このメロディですが、作曲をしたり音楽を聴き込んだりしている方が聴くと、一聴して「カノン・コード」進行だと分かる曲なのですが、途中から急に壮厳な雰囲気になります。普通のカノン進行だと、穏やかに落ち着いていきます。
実際にギターで弾いてみたところ、たしかに途中まではカノン進行そのままでした。

 

 

私と同じ疑問を持たれた方は、やはりいらっしゃるようで、「威風堂々 コード」で検索すると、クラシック音楽愛好家のサイト「団員専用の部屋」(どこかの楽団のサイトかと思われます) の「威風堂々、オマケのページ」というページがヒット、この中間部について、長々と論じられていました。(興味を持たれた方は是非ご覧下さい)

 

 

長いので結論だけ言うと、なんとこのメロディ、小節の途中でそれとなく転調していたのです。
転調は、普通はその瞬間が変わったと分かる派手な曲調になるんですが、この曲はほんとに自然に、メロディに沿って転調していました。そう言われて初めて気がつきました。
半歩外したら音楽としてのバランスを外してしまうところを、ちゃんとまとめて素敵に聴かせる、この「威風堂々」、更に好きになりました。

 

 

このサイトのこのページの最後の文「やっぱりこの曲、すごいです・・・。」私も同感です。感動のあまり、このフレーズを30回程弾き続けました。

 

 

【2018年6月28日】「威風堂々」あれこれ

新曲を煮詰めていたら、サビのメロディが、あの「威風堂々」の一部に似た感じになってしまいました。とりあえず、そのままいこうかと思っています。

 

 

「威風堂々」は、イギリスの作曲家であるエルガーによって100年以上前に作られた、クラシックの有名な曲です。この曲は、私が好きな数少ないクラシック曲の中でも大好きな曲のひとつです。雄大な曲調はまさにタイトル「威風堂々」そのまんまです。「運命」や「ユーモレスク」同様、聴けば誰もが「あ、この曲か」と分かる、そんな曲です。
ところで少し話が逸れますが、「仔犬のワルツ」とか「月の光」とか「運命」とか、クラシックでは歌詞がないのに上手く付けたタイトルがとても多いです。

 

 

子どもの頃、母親に買ってもらった行進曲ばかり集めたLPレコードの、最後にこの曲が入っていました。行進曲なのに途中でブレイクして、その後に、行進できずに立ち止まってしまう、有名な美メロが流れます。その美メロに感動して、この曲ばっかり聴いていました。

 

 

そう感じていたのは私だけではなかったみたいで、ゴダイゴや中村一義さんも、そのメロディに歌詞を付けて歌っていました。共に実にいい曲に仕上がっています。
その他、私の知らないミュージシャンが、この曲をベースにラップを絡めて歌っていたのを、コンビニで聴いたことがあります。「中村一義の真似してる」と、その時思った気がします。
特にゴダイゴはこの曲をモチーフにして「平和組曲」という壮大な組曲を作っていて、ファンクラブでは人気ナンバーワンの曲だったそうです。

 

 

私の曲は引用とまではいってないので、もしかしたらコード進行で偶然に「威風堂々」が、心の奥から引っ張り出されてきたのかもしれません。全体的にも、妙に懐かしい曲調です。早速「威風堂々」のコード進行を調べてみたいと思います。
これ以上似せるか・離れるかは、曲を作り込んでいくうえで自然に決まっていくかと思います。成り行きに任せます。

 

 

 

 

 

「平和組曲」を歌うタケカワさん。「ガンダーラ」や「銀河鉄道999」のイメージで聴くとビックリする曲です。複雑な構成の曲を表現するテクニックも超一流です。

そして歌詞も大上段に振りかぶっています。これは日本語では歌えない歌詞です。英語だからこそリアルに聴こえます。

 

興味を持たれた方は、「ゴダイゴ 平和組曲」で検索してみて下さい。