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【2018年11月22日】記事「音楽はその時の自分に戻してくれる」に思う

 

 

yahoo!ニュースより。山野社長と私は1歳違い。実に興味深く読めました。

 

 

 

私は山野社長同様に少年時代からの音楽好きで、本文中のアース・ウインド&ファイアやシックも、おそらく山野社長程ではないと思うけども好きだったのですが、「ディスコ」が何故か嫌いで、大学時代によく誘われたのですが、結局一度も行きませんでした。根拠も何もありませんが、「ディスコで踊るヤツはバカだ」と思っていたからです (笑)。今思うと、そう思う自分の方がバカなのですが (笑)。

 

 

ライヴに行って大音量で演奏を聴いていると、大体誰もが自然に身体が動きます。この身体が動くこと (=踊る) は、音楽の持つすぐれた属性の一つです。踊ると凄く気持ちがよくて、いい気分になります。

このいい気分に抗いたい何かを感じていた人が、踊れない、ぎくしゃくした音楽に向かっていたのでしょう。当時の私のように。そして、踊れない音、身体と心を金縛りにするような音もまた、一つの音楽です。私を含めた一握りの人が、そんな音楽に耳を傾けていたと思います。

 

 

この記事では、山野社長は屈託なく、ディスコ通いの過去を懐かしんでいます。私には眩しく感じました。もしも、はありませんが、当時の私が今の私の精神状態なら、ディスコに通いまくっている気がします。音楽を聴いて踊ることは最高に楽しいことです。

 

【2018年11月21日】クイーンとゲスの極み乙女。は似ています

 

 

最近、私のタブレットのyahoo!ニュース「あなたへのおすすめ」にやたらと上がってくるのが、映画「ボヘミアン・ラプソディー」の記事。気になってその都度読んでいるので、その履歴から、AI?が新記事を次々と紹介してくるのでしょう。

「ボヘミアン・ラプソディー」は、クイーンのボーカリスト、フレディ・マーキュリーさんの半生を描いた作品。制作にはメンバーも深く関わっているみたいです。

 

 

今でこそ神格化されているこのクイーンですが、私の少年時代、コアなロック・ファンにはそれ程高い評価は得てなくて、むしろヒット・メーカーの子ども向けバンドと認識されていた気がします。おそらく、子どもたちや女性たちから圧倒的に支持されていたのがその一因でしょう (つまり、単純に僻まれていた)。雑誌「ミュージック・ライフ」のグラビアも、いつもクイーンが出ていたと記憶しています。

 

 

私のその例にもれず、ロックの聴き始めは、以前も書きましたがこのクイーンやキッス、それからベイ・シティ・ローラーズ、などでした。そう思うと、やはり子ども心にストレートに入ってくる何かがあったのでしょう。

 

 

 

 

それでいきなり話が飛びますが、数日前から聴いている「ゲスの極み乙女。」、実に昔のクイーンみたいなバンドだなあと、ゲス極を聴きながらクイーンの記事を読んでいて、ふと思った訳です。

 

 

共通点として、

 

 

① 過去の音楽の良いところを全てミックスして、独自の音楽性を作り上げているところ。

② メンバー全員が非常に高い演奏スキルを持っているところ

③ スピード感とアレンジ力も抜きん出ていて、音の密度が高く、難しくて速い楽曲も、普通にポップに聴かせるところ (これに該当するのは、クイーンは「華麗なるレース」までかな?)

④ メロディ・メイクがバツグンに上手いところ

⑤ 一人ひとりのキャラが立っているところ

⑥ 上記の、高い音楽性・スキルでありながら、何故かコアなロック・リスナーからのリスペクトが低いところ (クイーンも当時はそう)

 

 

などなど。

 

 

これは大人になってからの持論ですが、子どもたちに支持されるロックは本当にすぐれたものだと、私は思っています。ゲス極もそんな中の一つです。

かつてクイーンに熱狂したおじさん・おばさんたちも、音楽耳が今でも残っている方は、是非ゲス極を聴いて欲しいなあと、ちょっと思いました。そして、世間的には叩かれキャラになってしまった川谷絵音さんに、もう少しリスペクトがあってもいいんじゃないかと。こんなに才能豊かな人は中々いないですよ。