月別アーカイブ: 2019年2月

【2019年2月28日】新曲「たった一つの言葉を探して」(仮題) 生まれました! 〜 メロディック・マイナーの調べ

2日前に「ふきのとう見つけた」の歌詞が出来て、この曲はあとトラックを煮詰めるのと歌入れだけになりました。

という訳で一息ついたところで、さっきから何気にキーボードとPCを触っていたら、気がつくと一曲出来そうになっています。

 

 

慌ててメロディとコードを、とりあえず録っておきました。

私の場合、作曲に関しては、能動的に作るというよりも天から降ってくるのをキャッチするというか、心の奥の泉から湧き出てきた水を掬い上げるというか、そんな受動的な感じです。出来ない時は全く出来ません。

 

 

「作ろう!」と思ってすぐ曲が書ける人は尊敬に値します。「作ろう!」は、いつも思っている事です。実際、2枚目のアルバムを作った後、半年以上曲が出来なかった時もあります。

今回は、サビメロと一緒に、ワン・フレーズだけですが言葉も浮かんできました。

 

 

🎵たった一つの言葉を探して彷徨う   たった一人のあなたを探して彷徨ってる

 

 

こんな歌詞です。それで、仮タイトルに「たった一つの言葉を探して」と付けました。

 

 

ところで今回のは、リアルの楽器だと押さえるのが難しいテンション・コードだらけになってしまいました。もちろん、キーボードでもギターでもスラスラと弾けません (笑)。打ちこみです。ソフト様様です (笑)。逆に言うと、ようやくソフト制作が馴染んできたと言えます。

メロディもポップではありません。これは意図してではなく、作っていくうちに自然にこうなっていきました。

 

 

 

 

上のコード進行メモの下にキーが記してありますが、今回のは一部「メロディック・マイナー」というスケールを混ぜています (スケールの説明は長くなるので省略)。

このスケールは、ジャズでよく使われるらしいです。「らしい」というのは、私はジャズを殆ど聴いた事がないからです。ちゃんと聴いた事もないのに何故こういうメロディ及びコード進行が浮かんだのでしょう?

 

 

と考えて思い浮かんだのが、よく聴くヒップホップ・ジャズのサウンドです。ヒップホップとジャズの相性はとても良く、生演奏を切り取って、ビートに乗せてループにしたり、というのはここ数年の定番にもなっています。

そういうのをよく聴いていたから、知らず知らずのうちにジャズの進行や雰囲気がインプットされていたのだと思います。何事も経験に勝るものなしですね。

 

 

こういう音楽を極めようと日夜努力されている方々は、それこそ世界中にいらっしゃいます。まだまだ未分化で研究が必要な分野ではないかと感じます。

私に出来ることは、ジャズのエッセンスを混ぜながら、少しでも下世話に・ポップスに翻訳する事だと感じます。(J−ポップだと、ゲスの極み乙女。が、とても上手くポップにジャズを取り入れています)

 

 

どんな曲に仕上がるのか、いつもながら自分でもとっても楽しみです。

 

 

 

 

ヒップホップ・ジャズのアルバムから一枚。パットD&レディ・パラドックス「カインド・オブ・ピース」(‘07年)。

 

全トラックがジャズのサンプリングのアルバム。ジャケ買いです。LPサイズだったら壁に飾っているかもしれません。そして音もジャケット通りで、繊細で美しいです。

 

【2019年2月27日】短所とは?長所とは? 〜 アルビノ女性の記事とロック・スターの個性について

 

本日のyahoo!ニュースより。

 

 

 

実は私は小学生〜中学生の頃、自分が人よりもかなりの色白でガリガリに痩せていた事を、かなり悩んでいました。子どもの頃や思春期というのは、他人からしたらホントにどうでもいいような事を、特に外見の事など、くよくよと悩むものです。私も普通の少年だったので、普通にそんな事で悩んでいました。

 

 

いつの間にかそんな外見の悩みは消えていきましたが、これはなくなったというよりも、内面的な悩みの方が大きくなっていっただけですが。

記事中の女性は、少女時代から、それこそ私の数百倍は悩んでいた事でしょう。特に女性の外見です。想像に難くない事です。

 

 

 

ところで話は変わりますが、時々制作音源を聴かせて頂いている、クリエイターのKさんから「どうも自分の作るメロディは、いびつというか聴き心地がわるい。」というような、お悩みのラインを数日前に頂きました。いくつかのオーディションで指摘されてから、ずっと悩んでいらっしゃるそうです。

 

 

以下、会話中の私の返信からピックアップ。

 

 

きれいに流れないメロディは、何度も言いますが個性ですよ。アボイドの有無関係なく、私には同じように聴こえます。直すよりも伸ばすことを考えた方がよいかと。

 

「みにくいあひるの子」という童話、ご存知かと。人は、そして日本人は特に、まわりと違っていたら自分の方がおかしいんじゃないかと思うそうです。言われると、私もそうかもしれません。

 

でも表現の世界は、良くも悪くも「並でない」ことが、最終的には重要になってきます。くさらずにコツコツとやってれば、段々とイメージに近づいていきますよ。

 

 

Kさんのメロディは、一聴してKさんだと分かる程、特徴があります。少年時代に聴いたゲイリー・ニューマンみたいにいびつで変わったメロディが多いです (似てはいません)。私はそこが魅力だと感じていました。たしかに、アイドルが歌うメロディではないなーとは思います。

 

 

 

それで、自分でそう書いていて、はたと、そういえば私も、変なメロディや音は避けて、普通に・普通に、誰でも聴けるように、を考え過ぎているんじゃないかなあと、ちょっと思った訳ですよ。変わったの作ったら、知人や身内はどう感じるかなあ、とか。まるで小学生時代に、色白が嫌で、夏になったら海に泳ぎにというより、肌を焼きに行っていたように。

上のコメントは、まるで自分にも言っているようです。

 

 

そう考えると、ロックの世界というのは、奇人変人の集まりです。世間一般的には短所 (劣っている)と思われるところこそが、ロック好きの私たちには輝いてみえます。ポップスにはないいびつなメロディも、個性としてステキに響きます。ちゃんと自分を信じて、自分を肯定せねば!と思った次第です。

 

 

 

ちなみに、この記事中殆ど触れなかったアルビノの女性。画像をアップで観ると、キラキラしてて、実に美しい髪だと感じます。これこそまさに「個性」なんじゃないかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

己れのいびつさを肯定して、自己と向き合って表現活動した、愛すべきモンスターたちを代表しての画像5枚。