2日前に「ふきのとう見つけた」の歌詞が出来て、この曲はあとトラックを煮詰めるのと歌入れだけになりました。
という訳で一息ついたところで、さっきから何気にキーボードとPCを触っていたら、気がつくと一曲出来そうになっています。
慌ててメロディとコードを、とりあえず録っておきました。
私の場合、作曲に関しては、能動的に作るというよりも天から降ってくるのをキャッチするというか、心の奥の泉から湧き出てきた水を掬い上げるというか、そんな受動的な感じです。出来ない時は全く出来ません。
「作ろう!」と思ってすぐ曲が書ける人は尊敬に値します。「作ろう!」は、いつも思っている事です。実際、2枚目のアルバムを作った後、半年以上曲が出来なかった時もあります。
今回は、サビメロと一緒に、ワン・フレーズだけですが言葉も浮かんできました。
🎵たった一つの言葉を探して彷徨う たった一人のあなたを探して彷徨ってる
こんな歌詞です。それで、仮タイトルに「たった一つの言葉を探して」と付けました。
ところで今回のは、リアルの楽器だと押さえるのが難しいテンション・コードだらけになってしまいました。もちろん、キーボードでもギターでもスラスラと弾けません (笑)。打ちこみです。ソフト様様です (笑)。逆に言うと、ようやくソフト制作が馴染んできたと言えます。
メロディもポップではありません。これは意図してではなく、作っていくうちに自然にこうなっていきました。
上のコード進行メモの下にキーが記してありますが、今回のは一部「メロディック・マイナー」というスケールを混ぜています (スケールの説明は長くなるので省略)。
このスケールは、ジャズでよく使われるらしいです。「らしい」というのは、私はジャズを殆ど聴いた事がないからです。ちゃんと聴いた事もないのに何故こういうメロディ及びコード進行が浮かんだのでしょう?
と考えて思い浮かんだのが、よく聴くヒップホップ・ジャズのサウンドです。ヒップホップとジャズの相性はとても良く、生演奏を切り取って、ビートに乗せてループにしたり、というのはここ数年の定番にもなっています。
そういうのをよく聴いていたから、知らず知らずのうちにジャズの進行や雰囲気がインプットされていたのだと思います。何事も経験に勝るものなしですね。
こういう音楽を極めようと日夜努力されている方々は、それこそ世界中にいらっしゃいます。まだまだ未分化で研究が必要な分野ではないかと感じます。
私に出来ることは、ジャズのエッセンスを混ぜながら、少しでも下世話に・ポップスに翻訳する事だと感じます。(J−ポップだと、ゲスの極み乙女。が、とても上手くポップにジャズを取り入れています)
どんな曲に仕上がるのか、いつもながら自分でもとっても楽しみです。
ヒップホップ・ジャズのアルバムから一枚。パットD&レディ・パラドックス「カインド・オブ・ピース」(‘07年)。
全トラックがジャズのサンプリングのアルバム。ジャケ買いです。LPサイズだったら壁に飾っているかもしれません。そして音もジャケット通りで、繊細で美しいです。