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【2020年1月31日】ヘア・スタイリスティックスの音源が大量にリリースされています 〜 ノイズ・ミュージックに思う

ヘア・スタイリスティックスは、小説家として、そして別名義、暴力温泉芸者としての音楽活動もされている、中原昌也さんの一人?ユニット。両ユニットともノイズ・ミュージックを奏でています。

 

 

 

私は数日おきぐらいにバンドキャンプという音楽サイトを閲覧しています。サウンドクラウド同様に、世界各国の有名無名アーティストたちが音源を上げているこのサイトに、昨年末から「Hair Stylistics」クレジットで、ボコボコと大量に音源がリリースされています。

 

 

特徴あるコラージュのジャケットから、これはあのヘア・スタイリスティックスに違いないと思って聴いたら、やっぱりそうでした。相変わらずのノイズで、安心?しました。

 

 

 

昔から、こういう音楽には一定数のリスナーやアーティストがいます。聴かない人にとっては、いつの時代の誰の音楽も、ただ単にグチャグチャとしているだけに聴こえます。

と書いている私も、しょっ中聴いている訳ではなく、だからやっぱりどれを聴いても、いつ・誰が演っている、と特定出来ません。

 

 

その中で、このヘア・スタイリスティックス (暴力温泉芸者) の音楽は、明らかに特徴があります。

それは、グチャグチャしていながらも、ポップに聴こえるところです。それから、この手の音楽に多い、幾何学的なところが感じられないところも。コラージュが面白いジャケット通りの、音の玉手箱のようなカラフルさがあります。

 

 

 

 

以前書いたことがありますが、私は日々、納豆・豆腐、最近だともやしなどの、大豆食品や卵や魚介類が中心の食生活を営んでいます。とは言っても、肉やジャンク・フードも嫌いな訳ではなく、時々食べていますが。

 

 

ノイズ・ミュージックを聴いていて時々思うのは、自分にとって、ロックやファンク・レゲエが主食、ポップスがお菓子やデザート、テクノやエレクトロニカがお酒、に喩えるなら、ノイズ・ミュージックは、味付けしてない生野菜のようなものかなあということです。

(実際の話、世界的に著名なノイズ・ミュージシャン、秋田昌美さん (メウツバウ) はヴィーガンで、「わたしの菜食生活」という著書もあります。)

 

 

暴力温泉芸者、ヘア・スタイリスティックスの音楽は、そんなノイズ・ミュージックの中でも、素材的ではなく、加工食品的、ジャンク・フード的な趣きが感じられて、そこが個性で面白いです。

中原昌也さんは、きっとジャンク・フードも食べてる人じゃないかなあと、勝手に推測。

 

 

 

 

 

このようなアートワークたち。中原昌也さんご自身作です。

小説を書いて、音楽を演って、更にヴィジュアルの才能もすごいなあと、驚きです。

 

 

 

スーパーのお惣菜のような?私の音源は、こちらから聴けます。↓

 

 

 

 

 

 

 

【2020年1月29日】新曲「追いつめられる」出来ました!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

歌詞がまだ途中なのですが、トラックだけで完結しているかなと思い、「追いつめられる 〜 inst.ver.」として、完成しました。タイトルが曲の全てを表しています。

5拍子やエレクトロニクスのループや、シューゲイザーっぽい何層にも重ねたギターなど、私には初モノづくしの曲です。完成度やクォリティーは別として、創作の幅が広がった気がします。

 

 

この曲のサウンドは、プロディジーやケミカル・ブラザーズなどの、いわゆるデジロックと呼ばれるサウンドを、途中から意識して作りました。

ただ私のこの曲は5拍子なので、一拍タメがくるところが、昔のプログレっぽくもあります。単純にノレないビートです。

 

 

 

デジロックの中でもよく聴いたアルバムがこれ。

 

 

 

 

 

プロディジー「ファット・オブ・ザ・ランド」(‘97年)。

 

 

ロック好きにもテクノ好きにもオススメ出来る、ハードでポップな素晴らしいアルバムです。

今聴くと、当時は斬新だった音が、完全にあの時代の音として懐かしく聴こえます。

 

 

15年後にリリースされたエクスパンデッド・エディションでは、ジャケットのカニが増殖していて、ちょっと笑えます。