将棋の世界で、4月から始まる「名人戦」と「叡王戦」が、コロナ禍の影響を受けて、延期になっています。名人戦は将棋のタイトル戦では一番歴史ある棋戦、叡王戦は一番新しい棋戦。共に七番勝負を戦います。
いつもの年だと観る将の私には嬉しい季節なのですが、非常に残念に思います。
ところで将棋はボードゲームなので、対戦者が離れたところにいても盤面さえお互い共有出来れば、ゲームを行うことが出来ます。今の時代だと、インターネットでそれは可能です。
実際にネット将棋は、シロウト棋士間ではなくてはならないものになっているようです。最早、町の将棋道場に行って腕試し、という時代ではないみたいです。
それで常々思うのですが、この御時世、プロ棋士の対局をインターネットで行うことが出来ないのかなあと。全棋戦は無理でも、そういう棋戦があってもいいのではと思うのですが。。(一昔前にそういう棋戦があった気がしますが)
将棋の面白いところの一つに、伝統と最新テクノロジーの共存、が挙げられます。数年前に、プロ棋士と将棋AIとの対局「電王戦」が話題になりましたが、それなどはその最たる例です。
今やプロ棋士は、人間よりも遥かに強くなったAIを利用して日々研究やトレーニングをしている、そんな時代です。
是非とも、対局にもテクノロジーの利用、を検討していただきたいなあと。コロナウイルスだけでなく、大地震や台風など、リアルの世界はこれからも災難が続くことが予想されるので。
こういう将棋動画も、今どきかなあと。
将棋とインターネットはとても相性が良いと感じます。
音楽共々、もっと一般に浸透して欲しいですね。