ジャケット制作が佳境に入ってきました。デザイナーさんとの日々のやりとりで、ようやく全体像が見えてきた感があります。
コミュニケーションをとりながらの制作は、大変ながらも、スリリングで面白いと感じます。何故なら、自分の想定外のイメージが、他者から生まれるからです。そしてそのイメージから、また自分のイメージを加えて…。キャッチボールのようです。
そういえば、楽曲も同じです。「限りなく穏やかに」も、g君のギターから、ギターソロのイメージが湧き、イントロのイメージが湧き、完成に至りました。時間と手間はかかりますが、他者とのコラボは得るものが大きいです。
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何かの拍子に知人としていた話。
日本のロックバンドって、一般的に有名なバンドは、ワンマン的なバンドしかないよね〜、という話です。サザン、ミスチル、エレカシ、バンプ、スピッツ、くるり…。あ、セカオワは違うかな。
ワンマン、だと語弊があるので補足すると、曲を作って歌う人、演奏する人、の完全分業制、です。
これが欧米のロックバンドだと、ビートルズやクイーンを挙げるまでもなく、メンバーそれぞれのキャラが立ちまくっていて、ぶつかり合っているバンドが多い。実際、仲が悪いと公言しているバンドも昔から多々ありました。インタビューでメンバーの悪口言いまくってたり。
日本人の大物バンドで、メンバーの悪口言いまくってるバンドって、聞いたことありません。(まあ水面下では分かりませんが。。)
日本人の場合、仲が拗れたら即解散、もしくは脱退、的な雰囲気があるので、バンド存続の為、皆、一線を引きつつ・メンバーのテリトリーを尊重しつつ、コラボっているのでしょう。これは、日本人の良いところでもあります。
ところが、創作となると、やはり面白いのは、個性と個性が正面からぶつかり合って、ああだこうだと陰険になって作る作品です。
ポリス、ニュー・オーダー、レディオヘッド…。レコーディング時に思いっきりぶつかっているバンドほど、メンバー同士の化学反応が大きく、すごい作品が生まれている気がします。
だけどきっと、かかるストレスは凄いだろうなと思います。上記のバンドのキャラ立ちメンバーたち、皆んなメンタル強そうですよね。。
それで、締めにニュー・オーダーの画像入れようとしたら、何とビックリ!5年ぶりの新曲「ビー・ア・レベル」がYouTubeに上がっていました。
早速聴いてきました。時の流れを感じさせない?いつものニュー・オーダー節なのですが。。ケンカ別れしたフッキーの、あのベースがないので、ごくごく普通のポップスに聴こえます。まあ、バーニーの歌が聴けただけで良しとせねば。。
やっぱり、対人関係からの化学反応って、凄く重要なんだなあと。