YouTubeを閲覧してたらたまたま入ってきて、面白かったので一気に観てしまいました。後から調べたら、こんな番組でした。
約50分程、2人の出会い (=ニュー・オーダーとの出会い)、電気グルーヴ結成への流れ、そして雑談と、お二人のお話が堪能出来ます。閲覧していて、私の若い頃の記憶と被るところが多く、途中から自分のことも思い出しながら観ていました。
電グルのお二人と私は、ちょうど3つ違い。高1の卓球が自宅で瀧さんに「ブルー・マンデー」を聴かせていた頃、私は大学に入ったばかりで、新星堂で「ブルー・マンデー」の初回盤 (穴空きジャケット) を購入して、毎日聴いていました。
2年後、新宿厚生年金会館に初来日のニュー・オーダーを観た際、卓球は「あまりに下手なので、ニュー・オーダーの二軍が来たのかと思った」と仰っていましたが、まさしくその会場にも私がいました。私は普通に感動していました。
そういえば’83年のPIL初来日公演も、卓球は観ているそうです。私も観ています。
などなど…。もしかしたら当時、卓球と私はどこかでニアミスしていたかもしれません。
番組中でお二人は「14歳の時に聴いた音楽は一生聴き続ける」的な発言をされていました。彼等の場合、テクノなのでしょう。ちなみに、日本のロックンロール・バンド、ハイロウズは「一四才」という曲 (名曲!) で、ロックンロールとの出会いについて歌っています。演っているヒロトとマーシーも、やっぱりブレていません。
ヒロトとマーシーは学年だと私より2つ及び3つ上。私より2〜3年上の世代がロックンロール、パンクに夢中になってて、3年下の世代がテクノに夢中になっていた訳です。この辺今思うと、時代の移り変わりのスピードを感じます。
そしてその頃の私はと言えば「流行っていた洋楽」「最先端のロック」です。つまり、最先端ミーハーだった訳です。電グルやハイロウズ (今はクロマニヨンズ) のお二人のように、ピンポイントではありません。芯が通っていません (笑)。そこが違うなあと。
彼らはピンポイントが故に、それぞれの道を極めているのでしょう。ニュー・オーダー愛を喋り倒しているお二人を観て、そう思いました。